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デジタル版
JCKLニュースレター

タイムリー且つ皆様のお役に立つ情報発信を心掛け、毎月初旬にお届けいたします。
 

 


 


*日時:2022年11月6日(日) 10:30am-3:00pm

*場所:Eastin Hotel (Section 16, PJ)

*前売り入場券

 1) KL日本人会会員 RM10
  (KL日本人会窓口にて購入の場合)
 2) 以下の各窓口にて RM15
 ◆AEON 3店舗
 (Mid Valley, Bandar Utama, Taman Maluri)
 ◆ISETAN’s i-Club 3店舗
 (KLCC, Lot 10, The Gardens)

*当日券
 バザー会場のチケット売り場にて RM20
 12歳以下のお子様 無料

*駐車場
 ホテルの駐車場をご利用いただけます(終日RM7) 

 Google Map : Eastin Hotel
 

バザー会場には手芸品、食料品、協賛品 (家電・一般雑貨)、各種バウチャー、浴衣着付け、外部協力企業出店、福祉施設出店などをご用意しております!

 


  バザー実行委員長よりご挨拶


バザー実行委員長の小沢です。
今年度のチャリティバザーは、11月6日 (日) にEastin Hotelにて開催します。
今年度は3年ぶりのホテル開催となり、会員以外の方も広くご来場いただけますので、多数の方にご来場いただき、楽しんでいただけるよう準備しております。
チャリティバザーは、今年度で50回目の節目を迎えます。福祉施設への寄付を通した日馬友好といった主旨にご理解・ご賛同をいただき、寄付・協賛をいただいた企業・個人の皆様、福祉施設へのボランティア活動とバザー運営を全面的に支えている「かとれあ会」の皆様、ボランティアとして手芸品を作成・提供いただいているバザーサポーターの方々、ホテル開催にあたりチャリティバザーへの出店を決めていただいた方々に、改めて御礼申し上げます。
ぜひ、ご友人もお誘いいただいてチャリティバザー会場にお越しになり、イベントをお楽しみください。歴史ある日馬友好の慈善活動を将来へつないでいきましょう。


バザー実行委員長
小沢 史朗
 

 

  バザー会場案内

※当日の会場レイアウトや出店内容は変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。

 

・バザー会場はロビー階より1フロア下の階ですので、ロビー階から下り階段をご利用ください。
 (当日、リフトはバザー会場の階には停まりません)
・会場内は混雑が予想されますので、ベビーカーの会場内への持ち込みはご遠慮ください。
・ベビーカー置き場はロビー階にございます。
・開場前はお並びいただくことが予想されます。あらかじめご了承ください。

 

  販売品

今年度の販売品の一部をご紹介します。エコバッグのご持参もお願いいたします。

協賛品の一部を紹介

 

 

 

手芸品の一部を紹介

バティックストラップ

キーホルダー

リコーダー入れ

巾着袋

デザインイヤリング

手編みバッグ

ミニ門松

鍋つかみ

巾着袋

布マスク

デザインピアス

ヘアゴム

ストラップ 

ポーチ

フォトフレーム

 

  かとれあ会 副会長よりご挨拶


昨年度に引き続き、バザー担当をさせて頂きます清家です。今年度、日本人会チャリティバザーは記念すべき50回目を迎えます。2022年度は3年ぶりのホテル開催が決定し、かとれあ会役員一同張り切っております。
企業様からの協賛品やバウチャー、バザーサポーターさんや有志の方々が製作してくださった手芸品をご用意しております。
また、浴衣着付けコーナー、福祉施設ブース、外部出店ブースもあり、皆様に楽しんでいただけると思います。
ぜひ、バザー会場へ足をお運びいただき、お気に入りの商品を見つけてください。バザーの収益金は、マレーシアの福祉施設に寄付されます。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。


副会長 清家 利沙

 

 
 


今月の写真
<軽やかに街を走り抜ける移動販売バイク>


車社会のマレーシアでは、バイクもまたポピュラーな移動手段の一つ。渋滞や小道も何のその、身軽に移動できるため、通勤にはバイク、家族とのお出かけには車と、両方を使い分ける人も少なくない。

写真は、前後にたくさんの商品をぶら下げた移動販売バイク。山盛りに積まれているが、実は商品が見やすいように整然と括り付けられている。スナック菓子のほかに、パンやお菓子などがあり、なかなかの品揃えだ。

大通りを走っていた移動販売バイクが、静かな住宅地に入り停車すると、近所の家から小さな子供が飛び出してきた。後から赤ちゃん連れのお母さんがやってきて、一緒に商品を選んでいる。マレーシアの小さな「コンビニ」にはまだまだたくさんの顧客がいるようだ。以前より見かける機会が少なくなったとはいえ、マレーシアらしい風景だろう。

 
 

JICAだより
<オイルパームの古木を有効利用して環境保全につなげるためのプロジェクト>

                       JICAプロジェクト調整員 太田和寿

オイルパームとは、皆さんご存じのパーム油を収穫することのできるアブラヤシの木のことです。実際にはアブラヤシの木になる赤い実を収穫してそれを絞ることで油が取り出せます。このパーム油、今や私たちの日常生活になくてはならないものとなっています。食糧品、日用品、化粧品など毎日身近に使用するもの、朝昼晩の食材やおやつに食べているスナック菓子など多くに使用されています。マレーシアは世界第二位のパーム油生産国で、世界のパーム油の約25%を生産しています。一位はインドネシア、三位はタイで、この3カ国だけで世界の80%以上の生産量を有しています。オイルパーム農園は主として熱帯雨林を開拓した土地で大規模なプランテーションとして管理・運営されています。そのため、パーム油は熱帯林破壊の代名詞みたいな扱いをされることも珍しくありません。ただ、人間が生活に必要なもの、便利なものを得ようとすれば、食料品であれ工業製品であれ、その生産には土地や水、様々な原材料が必要となり、多かれ少なかれ環境問題にぶつかります。従って、パーム油に限らず、環境負荷を最大限に少なくしながら自然と共生できる生産方法、経済活動を模索し、その過程を進化させ続けてゆくしかありません。色々な立場で色々な意見、見方がありますので、ここではパーム油が良いとか悪いとかいった話ではなく、パーム産業による環境負荷を低減するための日本の取り組みについて皆様にお伝えできればと思います。


<写真1 : プロジェクト研究棟(マレーシア科学大学構内)>


JICAが実施支援をしているプロジェクト「パーム農園の持続的土地利用と再生を目指したオイルパーム古木への高付加価値化技術の開発」は、日本とマレーシアの国際共同研究プロジェクト (英文通称 : SATREPS* ) として、2019年にスタートしました。今から約2年後の2024年までペナン島のUSMマレーシア科学大学を拠点にして継続実施される予定です。本プロジェクトは、簡単にいえば現在未利用のバイオマス資源であるオイルパームの古木に高付加価値をつけて有効利用することで、持続的なパーム産業の発展に寄与することを目指す案件です。
(*Science and Technology Research Partnership for Sustainable Development)

オイルパームは苗木を植えてから3年ほどで実をつけます。そこから20年ほどはコンスタントに実を収穫することができますが、20年から25年経ちますと、収穫量が落ち、さらには樹高が高くなって生産性が低くなるため、植え替えの時期を迎えます。しかし、植え替えのために伐採されるパームの古木は現在、有効利用されておらず、切り倒されたあとは農園に放置されています。非常にもったいない話のように思えますが、実はパームの木は水分量が7~8割と非常に高く、そのままでは木材として使用することができないのです。

<写真2:伐採されたオイルパーム古木>

マレーシアでは年間に7,500万トンものパーム古木が伐採され、農園内に放置されたままで自然の力で分解されるのを待つのみの状態が続いています。放置された古木からは、生物分解される過程で温室効果ガスを大量に放出し、さらには病原菌の蔓延など土壌に悪影響を及ぼしていることが本プロジェクトの調査研究で明らかになってきました。つまり、これまでは、農園に古木を放置することで再植林のための栄養源 (肥料) として活用されていると一般的に信じられていたものが、実はそうではなくて、大気にも土壌環境にもあまり良い影響を及ぼしていないことが科学的にわかってきたのです。


本プロジェクトでは、オイルパームの古木の有効活用法として、燃料ペレットの製造や木質ボード用ペレットの製造 (最終的には家具の製造)、樹液部分を活用した化粧品の開発や液体肥料、バイオプラスチック、マッシュルーム栽培の菌床への利用などができないか、研究・開発を続けています。SATREPSの最終ゴールは、単なる研究活動に終わらせるのではなく、その成果を社会で利用してもらうことにあります。従って、プロジェクトで研究・開発されたパーム古木を用いた高付加価値製品を、マレーシアや日本を含む世界の市場に投入してゆくことが最終的には求められています。
そのためには、

  1. 伐採されたパームの古木を農園内に放置すると自然環境・土壌環境へ悪影響が生じることを科学的根拠に基づいて関係機関・関係者に理解してもらうこと
  2. その古木から高付加価値の製品を生み出し、なおかつ採算のとれる価格で市場に出せることを立証すること
  3. パーム農園やパーム油工場に対しては、未利用バイオマス資源の有効活用により得られた利益を還元し、サプライチェーンの上流側から下流側にかけての全ての関係者にとってWin-Winになる

というような持続可能なパーム油産業を再構築してゆくことが必要となります。


<写真3 : オイルパーム古木の燃料用ペレット (左) と古木利用のボードから製作された家具>


本プロジェクトでは、このパーム古木から燃料・原材料ペレットなどのサンプル生産を、ジョホール州クルアンにあるパイロットプラントで実施しています。既に述べたとおり、現時点のパーム産業にはパームの古木を再利用するシステムができていません。したがって、伐採したパーム古木を回収し、有効なバイオマス資源として市場に流通させ、そこから価値ある製品を生み出す構造を作ってゆかなければなりません。一方で、安定したバイオマス資源の供給システムが必要です。本プロジェクトでは同じプラント設備・製造ラインでパーム古木だけではなく、パーム油の絞りかすであるやし殻やパームの葉の部分、パームの実の核の部分など様々な部位のパームバイオマスを原料として利用し、ほぼ同質のペレットが製造できる技術を開発しています。パーム古木の高付加価値製品の普及とともに、その製品を製造するための開発技術をマレーシアのクルアンからマレーシア全土へと広げてゆければと考えて研究活動が行われています。 (https://www.jst.go.jp/pr/jst-news/backnumber/2022/202207/index.html)

マレーシアの主力産業であるパームオイル産業は、前述のとおり一部では森林破壊の象徴のような批判を受けている事実もありますが、環境負荷を最大限に低減し、無闇な農園の開発、拡大を行わずとも済むような持続可能な産業に転換するための取り組み・努力を、本プロジェクトに参加する関係機関で実施しているといった事実も知っていただけたら幸いです。 今後とも本プロジェクトの進捗情報を適宜更新してゆきますので、ホームページ (https://satreps-opt.com )を是非ご覧になってください。また、本プロジェクトやパーム古木、バイオマス活用技術にご興味・ご関心をお持ちの企業様、関係機関の方等がいらっしゃいましたら、ぜひともお気軽にお問い合わせください。
 

 
 
今月のローカル食材​
<シラスふりかけ>
 


料理講習会講師 ちはる 


 

先月の黒目豆レシピで使用した食材「塩干し魚」の調理法をもっと知りたい!という要望があったので、今後シリーズでいろいろな塩干し魚を紹介していくことにする。第一弾は日本人に馴染みの深い『シラス』。
日本から直輸されるシラスはそのまま食べられるが、マレーシア産の塩干しタイプはかなり塩気が強く、干しがあまいせいか生臭い。でも日本のシラスよりかなり安く手に入るので、塩抜きの方法を学んで日頃のメニューに取り入れてみてはいかがだろうか。
今回はシラスに好きな具を混ぜ合わせたふりかけに挑戦。おむすび、お茶漬け、野菜炒めの味付けなど、用途は多様で重宝する一品だ。
 

シラスの塩抜き
①まずは水洗い : シラス100gをボールに入れ水を注ぎ、軽くかき混ぜたら水を捨てる。これを2回繰り返す。
②次にお湯洗い :  今度はシラスにお湯を入れて3分置いたらお湯を捨てる。2回目はお湯を入れて3-5分ほど置き、味見をしてほんのり塩気を感じる程度まで塩分が落ちたらOK。

からし菜 Sawi Hijau
マレーシアの小松菜とも呼ばれる野菜。茎は根本だけ切り捨て、残りはすべて使おう。
ここでは100gを5mm幅にカットしておく。

*作り方

①白ゴマ大さじ2を2-3分乾煎りし皿に取り出しておく

 

②シラス100gは上記の要領で塩抜きし水をよく切る。中火で5分乾煎りし、8割ほど水分を飛ばす

③柚ポン酢大さじ3を入れて混ぜ皿に取り出しておく。(ポン酢に柑橘系の果汁または柚子胡椒を加えてもよい)

④からし菜100gは5mm幅に切り中火で3分ほど炒める

⑤シラスとゴマをフライパンに戻す

⑥よく混ぜ合わせたら完成

⑦皿に取って冷ます

余ったシラスふりかけは冷蔵庫で保存し、早めに食べ切ろう!

 

 

*このシリーズで紹介して欲しい食材や調味料・スパイス等あれば、事務局までお寄せください。office@jckl.org.my
 

 


今月の漢方
<菊花と漢方>

 

国際中医薬膳師/中医実習生 坪井良和

 


日本では10月から11月は菊の季節。日本各地で菊まつりが開催され、菊の花そのものの美しさや大きさを競ったり、菊人形など仕立て展示を楽しむことができる。菊の花は観賞用以外にも刺身のつまなどで食用にも供されてきた歴史がある。
菊そのものは奈良時代に中国から薬用もしくは観賞用として日本に伝来し、主に宮中や貴族社会で愛されてきた。旧暦九月九日重陽の節句に、菊の花を浸した菊花酒を飲んで長寿を祈るといった日中共通の行事も伝わる。江戸時代になって栽培技術が進歩し、菊花の鑑賞が広く庶民に広がるだけでなく、生魚の殺菌消毒を兼ねて菊の生花の食用も親しまれるようになったらしい。
 

 

<色が濃く小粒なもののほうが熱を下げる効果は高いが少々苦みがある>

 

東洋医学での菊花の利用は古く、特に頭部の熱を冷ます清熱解毒の薬として乾燥菊花が用いられてきた。中医学で使われる菊花は主に3種類。苦味があり熱を冷ます効果に優れた黄菊花、やや甘みがあり視力改善に優れる白菊花、抗炎症作用が強いが苦味も強く小ぶりな野菊花だ。現代薬理によれば、菊の花には下記の働きが認められている。

  1. 抗炎症作用:感染症によるのどの痛み、結膜炎症状の治療
  2. 視力改善作用:目のかすみ、乾燥症状の緩和
  3. 向精神作用:緊張性頭痛、高血圧諸症状の緩和
 

(左から) パック入りソフトドリンク、プーアル茶+菊花(菊普茶)、乾燥菊花+クコの実+熱湯
 

菊花茶はマレーシアでは非常にポピュラーで、薬用茶としてだけではなく、パック入りソフトドリンクの形で、イベントなどでもよく配られるほど。自宅で簡単に楽しむ方法としては、乾燥菊花にクコの実、お好みで氷砂糖を加えて熱湯を注ぎ、しばらく待つだけで完成。クコの実自身も眼精疲労に効果があり、また抗酸化作用もあるので、携帯電話やパソコンに向かうことの多い現代人にはおすすめだ。サンザシ (山楂) を加えると、血圧を下げコレステロール値を改善する効果も期待できる。脂肪を溶かし、胃腸の消化吸収作用を高めるとされるプーアル茶に菊花を加えた菊普茶は、マレーシアでは中華料理のお供として親しまれているし、急性のドライアイや頭痛、のどの痛みが気になるときは桑の葉茶や緑茶、またはミントティーに菊花を合わせるのもよい。ちなみに、西洋ハーブでおなじみのカモミールは中国語では「洋甘菊」。菊花と同様、熱を冷ましイライラを鎮める効果があるが、カモミールは菊花に比べて胃腸へ働きやすく、デトックスや美白、そして全身の緊張を緩める効果が高い。


ミント:頭痛やドライアイの緩和に
クコの実(右上):眼精疲労に
山楂(サンザシ):コレステロールが気になる方へ

長時間煮ださなくても、ハーブティーとして気軽に楽しめる菊花茶。作り置きをせずに、その日のうちに飲み切るようにしたい。また、菊花自体が体を冷やす効果があるので、胃腸の調子を崩しやすかったり、手足や腰の冷えの症状がある方、女性の生理期間中は、常温もしくは温かくして飲むことをお勧めする。

 
 
 

 

KL日本人墓地 秋季慰霊祭

 

 

9月11日(日)、広島県呉市・浄土寺の念誉賢二 (ねんよ けんじ) 和尚をお招きし、KL日本人墓地において三年振りとなる秋季慰霊祭が行われた。
当日は髙橋特命全権大使、岡部KL日本人会会長はじめ57名の方が参加され、髙橋大使、岡部会長からご挨拶をいただいた後、読経、焼香、法話があり、その後は参列者全員で慰霊碑を訪れ、様々な理由でマレーシアに眠ることになったすべての邦人先駆者に思いを馳せる時間となった。
墓前には線香とお花を手向け、今年の秋季慰霊祭は終了した。

次回、春季慰霊祭は3月5日 (日) に実施予定。

髙橋大使よりご挨拶

念誉和尚の法話

慰霊堂前で記念撮影

墓前供養

 

 

1899年 (明治32年) に開設されたKL日本人墓地には、戦争を含む様々な理由でこの地に来られた1,600名を超える先人の霊が眠っている。

● KL日本人墓地へのご来訪
ゲートは常時閉められているので呼び鈴で管理人をお呼びいただきたい。
訪問受付時間:
9:00~17:00 (日・祝祭日は閉園)
KL日本人墓地所在地:
No2. Japan Lapangan Terbang Lama, KL
(Wazeでは「Japanese Cemetery」で検索可)

2018年に建立された慰霊碑

 
 

はぐくみ会活動報告​
<パラバルーン>
 


9月28日(水)のはぐくみ会では、パラバルーンをあおって風を感じたり、潜ってかけっこをしたり、みんなで楽しく過ごすことが出来た。
自宅とは違った環境に始めは戸惑う表情だったお子さんも、ボランティアスタッフからの優しい声がけもあり、少しずつ打ち解けていく様子も見受けられた。
その他にも手遊び歌や絵本の朗読を聞いたりし、笑顔あふれる活動となった。


 
 

パラバルーンと風船で大はしゃぎ

歌に合わせて手遊び

次回活動日 (予定) 

  • 10月12日(水) 体あそび
  • 10月26日(水) ハロウィン

詳細はこちら
 

はぐくみ会は・・・
お子様と季節の行事や手遊び・歌などで楽しく過ごし、お母さん同士の交流の場にもなっている。ご家族そろっての参加や妊婦さんだけの参加も可能で、妊婦さんは経験談を聞いたり疑問に思っていることを話したりできる。
参加方法 : 
当日始まる前に事務局窓口にて参加チケットを購入
(事前申し込みは不要) 

 
 


えっ!マレーシア <ヘアドネーション体験談>

 

 

少し前の話になるが、ヘアドネーションをした。
ヘアドネーションとは、癌や白血病、先天性の無毛症や不慮の事故などで髪の毛を失った子供たちに人毛の医療用ウィッグを提供する活動だ。引っ張ると切れてしまうような傷んだ髪の毛でない限り、白髪が混ざっていても寄付をすることができる。
いつも通っているKLの美容院がヘアドネーション賛同美容院と知り、協力したい一心で美容師さんと相談しながらロングヘアへの道が始まった。髪の毛は31cm以上の長さがないと寄付できない。カット後の髪形を考えて必要な長さまで伸ばすのは、常夏のマレーシアでは容易なことではなかった。重い、暑い、重い、暑い…ヘアドネーションを決意してから約二年間そんな日々が続いた。
そして、いよいよ迎えたカットの日。いくつかの髪の毛の束を作り、結び目から1cm上の部分をカットする。あんなに毎日鬱陶しかった長い長い髪の毛があっという間にすっきり。美容師さんに希望の髪形に整えてもらい、まるで生まれ変わった私のような気持ちで帰路に就いたのは言うまでもない。

カットの際、髪の毛はいくつかの束にする

 

その後、カットした髪の毛は、医療用ウィッグを無償提供するNPO法人宛に送った。髪の毛は保管ができるので、一時帰国の時に国内で発送すれば費用も安く済む。マレーシアに住んでいてもできる寄付の一つ、ヘアドネーション。私の場合は日本の団体への寄付だったが、ここマレーシアにも髪の毛を寄付できる団体 (Locks of Hope Association等) があり、多くの賛同美容院がある。ご興味のある方は、まずはホームページ等を訪れてみてはいかがだろうか。
あの日送った私の髪の毛が小さなウィッグに生まれ変わり、幼いお子さんの心の救いになっていればいいなぁと思う。


あんなに重かったのに、たったの150グラム


NPO法人から送られてきた受領証 (現在はデジタル受領証)

 
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