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JCKLニュースレター

タイムリー且つ皆様のお役に立つ情報発信を心掛け、毎月初旬にお届けいたします。
 


今月の写真<盆踊り大会の打ち上げ花火>


第50回を迎えた盆踊り大会の夜、Sunway City Kuala Lumpurの空を記念の花火が華やかに彩りました。会場には提灯の灯りが連なり、和太鼓の響きとともに、浴衣姿の参加者や多くの来場者が日本の夏祭りの雰囲気を楽しみました。

節目となる今年の盆踊りでは、これまで大会を支えてくださった皆様への感謝と、盆踊りを通じて育まれてきた交流の歩みを胸に、来場者の皆様とともに大切なひとときを分かち合うことができました。

夜空に大きく開いた花火は、第50回の記念にふさわしく、会場全体を祝祭感で包み込みました。

 

 

第50回 盆踊り大会の開催報告


2026年の盆踊り大会は、Sunway City Kuala Lumpurを共催者に迎えて2回目の開催となり、7月11日(土)および12日(日)の2日間、Sunway Pyramid Mall 屋外駐車場にて開催いたしました。 1日目は一時的に雨に見舞われ心配されましたが、イベント開催中は天候にも恵まれ、2日間で約5万人の方々にご来場いただき、大好評のうちに幕を閉じました。
開催にあたり、ご寄付を賜りました企業・団体の皆様をはじめ、多大なるご尽力をいただいた関係者の皆様、運営にご協力いただいたボランティアの皆様、そしてご来場いただきましたすべての皆様に、心より御礼申し上げます。
 

  ご来賓の皆様

(左から) サンウェイモールセランゴールCEO、ツーリズムセランゴールCEO、セランゴール州観光大臣、 サンウェイグループ創業者兼CEO、在マレーシア日本国大使館 四方大使、JCKL岡部会長、牧野盆踊り共同実行委員長、サンウェイモールGM

開会と同時に、櫓の周りには沢山の来場者が詰めかけました

太鼓パフォーマンスの共演
50回目の盆踊りを記念したKL日本人学校と和太鼓 翔の特別共演が始まると、会場の空気が一変しました

KL日本人学校
青木 央 校長

  JSKL中学部の生徒たち

この盆踊り大会は昨年より2日間の開催となり、1日目は中学部3年生が、2日目は中学部1・2年生が太鼓演奏と踊り手を務めています。また、1日目にはローカル校の生徒も参加し、ともに盛り上げてくださいました。

11日(土)に太鼓演奏と踊りを担当したJSKL中学部3年生とローカル校の生徒たち。来場者の踊りの見本となって、3回の盆踊りセッションを見事にリードし、盛り上げました

盆踊りセッション終了後には、JSKLとローカル校の生徒たちが集合し、感想や感謝の言葉を伝え合う「お別れ会」が持たれました。大役を担ったこの一日は、皆の心に深く刻まれたようです

12日(日)は、JSKL中学部2年生が櫓で太鼓演奏と踊り手を務め、中学部1年生は櫓の前で踊りました。法被姿で、威風堂々とした立ち居振る舞いでした

  ブースも大盛況!

多彩な品揃えで、来場者の満足度も高かったブースエリア。飲食や物販、ゲームなどさまざまな店舗が並び、会場内を巡る楽しみのひとつとなりました。どの店舗も華やかなディスプレイが印象的で、工夫を凝らした商品やサービスに、ついつい立ち寄ってしまいたくなるお店ばかりでした。開場から閉場まで多くの来場者でにぎわい、終始大盛況でした。


 

どら焼きと三色団子が合体した甘味 DORAYAKIROLL!

見た目にも涼しげなパッションフルーツやオレンジのソフトドリンク

マレーシアでもタコ焼きは大人気

お肉や野菜の香ばしい串焼き

豆腐や練り物、野菜の串揚げ

カレーなどのお食事メニューもあり

ソフトクリームや珈琲豆の販売も

最高級の削り節とだし、おにぎり

日本品種や栽培技術を活用した野菜

みたらし団子、生チョコ大福など

この日限定の特別価格で販売

お肉の種類を選べるライスバーガー

盆踊り用のバナーでインパクト大

ムスリムフレンドリーのお店もあり

植物由来の転写タトゥーに子供たちが集まっていました

キツネのお面など日本の雑貨に気分が上がります


 

浴衣販売&レンタルのブース。サイズ・色柄が豊富で、着付けサービスもあり大人気でした!

🔷今年は新たにワークショップスペースが設けられており、いちご大福づくりや金魚すくいなど、体験型のブースが人気でした。


 

 

子どもたちが夢中になった金魚すくい。親子で楽しむ姿がたくさん見られました
 

  来場者の皆さん

美しい浴衣姿の4人組
暑さを感じさせない爽やかな笑顔が印象的で、みんなの目を引いていました

浴衣をレンタルで
会場内に浴衣レンタルがあったので、初めて浴衣を着てみたとのこと。よく似合っていますね!

日本のアニメやゲームが大好き
コスプレ衣装に身を包んでご来場。 遊び心でお祭りムードを盛り上げます

野地さんとお友達家族
「屋台メニューが豊富ですね。金魚すくいもあると聞いて楽しみに来ました。日本の夏祭りの雰囲気が感じられていいですね!」

トレンガヌ州からご来場のJannahさん(右) 、Izzatiさん
「2008年に日本でホームステイしたことがあります。その時のホストファミリーとは今でも交流が続いていて、昨年マレーシアに遊びにいらしたので、私が案内して回りました。今日は盆踊りのために、トレンガヌから駆け付けました!」

Faizalさんとお友達
「当地で開催される日本の文化イベントには欠かさず参加しています。盆踊りは従弟に紹介されて来たのが最初で、2017年から毎回来ています。去年は踊りのスペースが狭かったけれど、今年は整備されていて良いですね。屋台メニューは、和牛がおいしかったです」

帝京日本語学院の学生さん
「来年の春に日本に留学する予定で、日本語の勉強を頑張っています。今日はクラスメートを誘い合って来ました。日本の文化イベントに参加できて楽しかったです!」
みんなうまく浴衣を着こなしていました

一番乗りの来場者 松田さん
イベント終了後にコメントをお寄せいただきました。「1歳の娘と初めて参加する盆踊り大会だったので、気合が入り過ぎて開演の30分前から並びました。想像以上に多くの屋台が出店されており、お祭りの雰囲気を存分に楽しめました。来年も是非参加したいと思います!」

 

  会場の様子

会場へは、Rapid KL BRT (Bus Rapid Transit line:専用高架軌道を走るバス) で「Sunway Lagoon」下車。
盆踊り会場に隣接し、大変便利です!


やぐら周りの地面がきれいに舗装されたので、足元に気を取られることなく踊れました


衣装や踊り方は十人十色。それでいいのです!
気軽に楽しみましょう

夜空を彩る記念花火

  共同実行委員長より挨拶

牧野 共同実行委員長

2026年7月11日(土)、12日(日)に開催致しました第50回盆踊り大会は、昨年に引き続き2日間で延べ約5万人もの皆様にご来場いただき、盛況のうちに無事終了することができました。ご来場いただいた皆様、そして大会を支えて下さった全ての関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。 今年は第50回という大きな節目を迎える記念すべき大会となりました。半世紀にわたり受け継がれてきたこの伝統行事が、今もなお多くの方々に愛され、日馬両国の交流の場として発展を続けていることを、大変誇らしく感じております。

また、本大会を大いに盛り上げてくれたのが、KL日本人学校の生徒の皆さんによる太鼓や踊りのパフォーマンスでした。プロの和太鼓パフォーマーとの力強い太鼓のセッションで多くの来場者の心を魅了し、お手本となる踊りは、会場全体に一体感を生み出してくれました。生徒の皆さんが練習を重ね、その成果を披露してくださったことに深く感謝申し上げます。皆さんの姿は、この大会の伝統を次の世代へ受け継いでいく象徴であり、多くの方々に感動を与えてくれました。

さらに、50回大会を記念して実施された花火も、多くの皆様の心に残るものとなったのではないでしょうか。色鮮やかな花火が夜空を美しく彩り、記念すべき節目の大会にふさわしい感動的な時間を共有することが出来ました。

本大会の開催にあたりましては、メインスポンサーのサンウェイグループ、セランゴール州観光局、セランゴール投資局、日本国大使館、東方政策元留学生同窓会(ALEPS)、マレーシア元留日学生協会(JAGAM)、マレーシア日本人商工会議所(JACTIM)、KL日本人学校、多くのボランティアの皆様、協賛企業・団体の皆様に多大なるご協力、ご支援をいただきました。皆様のお力添えなくして、本大会の成功はありませんでした。この場をお借りして改めて厚く御礼申し上げます。

世界各地で国家間の対立や争いが続く今日、会場に集った多様な民族や人種、世代を超えた大勢の方々が、和太鼓の力強い響きに合わせて笑顔で輪をつくり、日本の伝統文化を共に楽しむ光景を目の当たりにしたとき、改めて文化が人と人とを結びつける力の大きさを実感いたしました。そして、その輪の中に確かに息づく日馬友好の絆の深まりを感じ、大きな感動を覚えました。

第50回という歴史的な節目を迎えた今、この盆踊り大会が果たしてきた役割とその意義は、これまで以上に大きなものになっていると感じております。先人の皆様が築き上げてこられたこの素晴らしい伝統を大切に守りながら、今後も多くの方々に愛される「みんなの盆踊り大会」として、次の50年、その先の未来へと繋いでいきたいと思います。

本当にありがとうございました。
 



●主なプログラム
4:00pm  開場、屋台開店

6:30pm~8:30pm
盆踊りセッション&パフォーマンス

11:00pm  屋台閉店、閉場

主催
クアラルンプール日本人会
クアラルンプール日本人学校
在マレーシア日本国大使館
Sunway City Kuala Lumpur
協賛
マレーシア日本人商工会議所
セランゴール州観光局
後援
セランゴール州政府
セランゴール州投資局
協力
Common Market
 
第50回盆踊り大会
支援企業・機関と寄付者
 

以下のリンク先をご覧ください。
The 50th Bon Odori Supporters & Donors List

関係者皆様からの多大なるご支援ご協力に、厚く御礼申し上げます。

 

 

 

🥄 プロウンミー(Prawn Mee) ☕
 


料理講習会講師 ちはる


 

マレーシアを代表する麺料理のひとつ、プロウンミー。エビの頭や殻から旨味を引き出し、豚骨と合わせてじっくり煮込んだスープが特徴の、香り高い一杯です。

本式は豚骨を長時間煮込んで作りますが、今回は家庭でも無理なく再現できるよう、扱いやすい肉の部位を使ったレシピにアレンジしました。エビの甘味と香ばしさが際立つ、すっきりとした味わいのスープに仕上がります。

また、ここではチリペーストの辛味をかなり控えめにしています。辛いものが好きな方や、お店で食べるようなパンチのある味わいを楽しみたい方は、チリの量を倍くらいにしてみてください。

この料理は、ペナンでは「ホッケンミー」、KL近郊では「プロウンミー」の名前で親しまれています。
 

🍳  材料 2人分

生エビ 400g (中サイズ)
豚肉 350g (肩ロースなど)
フィッシュケーキ 50g
空芯菜 100g
もやし 80g
ゆで卵 1個
乾燥ビーフン 50g
イエロー麺 200g
氷砂糖 20g

(ペーストの材料)
玉ねぎ 90g
ニンニク 30g
生姜 15g
乾燥小エビ 15g (水で戻す)
ブラチャン 7g
乾燥チリ 5g
塩 3g

(調味料)
フィッシュソース 大さじ3
塩 小さじ1/2~

今回は豚骨からだしを取らないため、豚肉を多めに茹でて旨味を引き出します。茹でた豚肉はスライスしてトッピングに使用しますが、余った分はぜひ別の一品としてご活用ください。スープのエビの風味がほんのりと移った「茹で豚」は、そのままでも美味しくいただけます。

 

フィッシュケーキ
Fish Cake / Kek Ikan
魚のすり身を主原料にした練り物。薄切りにして麺のトッピングに

空芯菜
Kangkong / Kangkung
根元に近い茎は硬いので捨て、残りを5cm幅にカット

イエロー麺
Yellow Mee / Mi Kuning
開封前は常温保存可。冷蔵庫に入れて硬くなったら、熱湯でほぐして使う

氷砂糖
Rock Sugar / Gula Batu
粉砂糖でもよいが、氷砂糖の方がすっきりした甘さになる

乾燥ビーフン
Rice Vermicelli /Bihun
長期保存が可能で、スープ麺にも炒め麺にも使える

ブラチャン
Shrimp Paste / Belacan
東南アジア料理に広く使われる発酵エビペースト


🍳  下準備

(エビ)
①エビに塩を振って軽くもみ込んだら水で洗い流す

②ヒゲを切り落として頭を切り離し、殻をむいて背わたを取り除く。殻と頭、身に分けておく


 

(具材)
①固ゆで卵を作る
②鍋にお湯を沸かし、フィッシュケーキ 、空芯菜、もやしの順に各10秒ほど茹でる

(ペースト)
①種を除いた乾燥チリを水に10分浸し、柔らかくする

②ペースト用の材料を粗みじん切りにする

③ブレンダー容器にすべて入れて回し、ペースト状になったらOK

④フライパンに食用油大さじ4 (分量外) を入れ、中火で焦げないように10分以上じっくり炒める

(麺)
①乾燥ビーフンを水に10分浸してから5分茹で、ザルにあげる

②イエロー麺は、熱湯をかけ湯を切る


🍳  作り方

①油を薄く引いたフライパンでエビの殻と頭を中火で5分程、色づいて香りが出るまで炒める

②鍋に1.5ℓの水を注ぎ、炒めたエビの殻と頭、豚肉、氷砂糖を入れて40分ほど煮込む

③エビの殻と頭は取り出し廃棄する

④豚肉を取り出し、冷めたらスライスする

⑤エビの身をスープに入れて火を通す

⑥調味料を入れて味を整える。作ったチリペースト大さじ2 (好みの量) を加える

⑦器に麺とスープを入れ、具材をのせる。好みでドライオニオンをふりかける

⑧作ったペーストは、小皿あるいはレンゲにのせてサーブする

 

*このシリーズで紹介して欲しい食材や調味料・スパイス等あれば、事務局までお寄せください。office@jckl.org.my

 

 

 

ハングリーゴーストフェスティバルと怪談
 


国際中医薬膳師、中国黒龍江中医薬大学中医学学士
坪井良和

旧暦七月を迎えると、マレーシア華人が多く住む地区は、にわかに騒がしさを増していく。あの世の門が開き、孤魂野鬼(身寄りのない霊たち)が人間界へと戻ってくる「鬼節」= 中元節(ハンクリーゴーストフェスティバル)の季節がやってくるからだ。

今年の旧暦七月十五日は、新暦の8月27日にあたる。この中元節という行事は日本でお馴染みの「盂蘭盆会(お盆)」と同じルーツをもち、ブッダの弟子目蓮が、地獄(餓鬼道)に落ちて飢え苦しむ母親を救うために、食べ物や飲み物を捧げて熱心に供養したという伝説が始まりである。それが道教の「地官大帝(ちかんたいてい:人間の罪を許す神)」信仰と混ざり合い、マレーシアの地に根づいた。


 

この時期のマレーシア華人社会では、日本のお盆の時期と同じように怪談話が好まれたり、「夜間に洗濯物を外に干してはいけない(夜の間に霊が着てるかも?)」、「(霊たちのための)路上にあるお供え物を勝手に片づけたり、足で踏んだりしてはいけない」、言葉遣いには普段よりいっそう気を配り、乱暴な物言いや不吉な言葉を口にしない、などの禁忌が数多く存在するのもおもしろい。

路上のお供え物

これを中医学の観点からみてみよう。中医学において、夏は五臓の「心(しん)」が主役となる季節。「心」は血液を全身に巡らせるだけでなく、人間の精神活動、意識、そして睡眠をコントロールしている。しかし、夏の容赦ない暑さは、この「心」に過剰な熱をこもらせやすい。心がオーバーヒートした状態を「心火上炎」と呼び、不眠や、理由のないイライラや焦燥感、動悸を引き起こす原因となる。夏はイベントも多く、ただでさえ心身が興奮しやすく、暑さそのもので体力も削られて疲れ果ててしまいがちな季節なのだ。

五行の法則「水は火を制する(水克火)」。「心火」を抑えるのは「腎水」。そして「心」に呼応する感情「喜(喜び・興奮)」の暴走を抑えるのは「恐(恐怖・恐れ)」。怪談を聞いて身がすくむような「恐」の感情を抱くとき、体内では「腎水」のエネルギーが呼び起こされ、燃え盛っていた「心火」のオーバーヒートを一瞬にしてスーッと鎮火させるのだ。

五行「腎水克心火」

中国には、暑い時期に外に出て家の前や路上で涼をとる「乗涼(チェンリャン)」という伝統習慣がある。年中暑く、かつて冷房のなかった時代のマレーシアでも、日が落ちると、体の熱を内側から冷ます効果のあるスイカや、緑豆のお汁粉を片手に、近所の人々が外でおしゃべりをしながら涼をとる光景がよく見られたものだが、中元節のイベントは、そうした日常の穏やかな夕涼みとは比較にならないほど、桁違いに盛大なものである。

乗涼(涼しい場所で暑さをしのぐ)

この時期の華人地区では、数日間にわたって巨大な屋外ステージである「歌台(ゲタイ)」が立ち上がり、巡業の歌手や芸人たちが派手な衣装でステージに上がる。賑やかな出し物や伝統的な人形劇が夜遅くまで披露され、集まった人々には食事が振る舞われる。会場の中央には、魔除けであり霊たちを統率する、紙で作られた巨大で恐ろしい姿の閻魔様(大士爺)が鎮座し、その前には豪華なお供え物が山のように積まれる。儀式が始まれば、紙のお金(冥紙)や線香が絶え間なく燃やされ続け、煙と独特の匂いが夜の空気を支配する。ちなみに、この歌台の客席の一番先頭の列は、あの世からやってきた方々のための特等席である。生きた人間は絶対に座ってはいけないという厳格なルールがあり、どんなに混雑していてもそこだけはポッカリと空いている。この圧倒的な熱気、神聖さと俗っぽさが混ざり合った空間は、チャイニーズが長い歴史の中で培ってきた、夏を生き抜くためのもう一つのエネルギーの形だともいえよう。

紙でできた閻魔様

もし自分の家のすぐ近くでこの数日間にわたるイベントが始まってしまったら、深夜まで響き渡る爆音の音楽や重低音の振動、鳴り止まない銅鑼の音によって、安眠を害されて困り果ててしまう方もきっと多いだろう。路上に溢れるお供え物や線香の煙に、普段よりイライラしがちになってしまうのも無理はない。

しかし、ここで窓を閉め切り、腹を立てて部屋に閉じこもっているだけでは、夏の「心火」はさらに燃え上がってしまう。それならば、いっそ思い切ってその賑やかなお祭りの輪の中に自分から混ざり、一緒になって楽しんでみるのはどうだろうか。

あの最前列の空席を見つめながら、紙の閻魔様の迫力に圧倒され、燃え盛る炎の熱気を感じてみる。イライラして部屋にこもっているよりも、その場に身を投じてしまった方が、不思議と心は軽くなるものである。汗をかき、笑い、南国の夜をそのまま受け入れること。その大らかさこそが、実は夏の終わりの疲れた心と体を、最も自然に解きほぐしてくれる鍵なのだ。

 

 

 

パハン州チェラティンへ小旅行

熱帯雨林と海に囲まれた癒しのビーチリゾート


マレー半島東海岸といえば、青く澄んだ海の美しさが有名で、ダイビングやシュノーケリングの愛好者に人気の島がたくさんあります。今回は、KLから1泊2日のドライブ旅行で行ける、パハン州チェラティンのビーチリゾートをご紹介します。美しい浜辺で見る日の出に、ウミガメの赤ちゃんとの触れあい、大自然のエネルギーを感じさせるマングローブの川下りなど、エコツーリズムの魅力に満ちた小旅行です。

 

 

KLからパハン州チェラティンまでは車で約3時間半
チェラティン(Cherating)は東海岸に位置する小さなリゾートタウンです。KLからは、パハン州を東へ横断し、東海岸の中心都市クアンタン(Kuantan)を経由して北へ約50キロの位置にあります。
ほぼ幹線道路なので走りやすく、ドライブインはたくさんあるので、トイレや軽食の心配はいりませんでした。
 



 


ウミガメの放流体験

Baby Turtle Release
Teluk Mak Nik Turtle Conservation and Information Centre
 

チェラティンでは、大自然を楽しむアクティビティが満載。小さな子供連れでも安心して参加できるものが多いのも魅力です。今回は「ウミガメの赤ちゃんを海へ帰すアクティビティ」と「マングローブの川下り」に参加しました。どちらもホテルから車で10分程度。気楽に参加できるのが嬉しいです。ただし、定員オーバーになることもあるので、事前に予約しておくと安心です。


 

ウミガメの赤ちゃんのアクティビティは、チェラティン海岸の北、パハン州隣りのトレンガヌ州に入ってすぐの海岸で行われています。18時半集合、19時までに登録、ガイドさんの説明の後、19:25に放流…という流れです。
お客さんは家族連れが多く、50名くらい。ガイドさんが「1000匹放して、何匹生き残ると思いますか?」と問いかけると、「20%くらい?」「オール・サバイブ!」と皆さんノリがいいです。答えは「1000匹放して、生き残るのは1~5匹程度」…ため息が漏れます。


 

世界で確認されているウミガメは7種類。絶滅危惧種に指定されている種類も多く、保護を必要としています。ウミガメは一度の産卵で100個以上の卵を産みますが、外敵に襲われたりして1年以上生きられるのはごくわずか。海を優雅に泳ぐ大ウミガメがいかに貴重な存在であるかがわかります。
ウミガメの赤ちゃんたちがようやく砂浜を越え、あっという間に波に流されていく姿を見ていると、思わず「がんばれー!」と声がでます。

 

 

ウミガメの赤ちゃんは体長10センチ弱。しっぽが長いのがオス、短いのがメスなのだそうですが…わかりにくい。
カメたちは40~50日くらいで孵化して海を目指します。ガイドさんは「一度放したウミガメの赤ちゃんをまた捕まえてはダメですよ!」と注意喚起。彼らは「地球の磁気」を感じる力をもっていて、その磁気を頼りに10〜50年後故郷の浜に帰ってくるのだそうです。磁気を記憶しようとしている彼らを集中させてあげなければなりません。

 

 

ウミガメの赤ちゃんは1人につき2匹。感染対策として青いゴム手袋が配られました。カメたちが鳥などの外敵に狙われないよう、薄暗くなってからが放流タイム。写真は隣で放流していたご家族。子どもたちはジタバタ動くカメ(意外と力強い)をそっとつかむのにドキドキ、親は海へ向かっていくカメをうまく撮影するのに必死です。



 


マングローブの川下り

Mangrove River Cruise
Hafiz’s Cherating Activities
 

マングローブとは「海水と淡水が入り交じる沿岸にある“植物群”」のこと。マングローブは木の名前ではなく総称で、その種類は70種類以上とも言われているのだそう。大気中に根を出し、海水につかっても枯れないという特徴があります。マングローブの川下りでは、海と森が重なり合い豊かな生態系を作り出すマングローブの姿を間近で見ることができました。

 

 

チェラティン川を1時間半で見学する川下りは、朝9時集合。18人が乗れるボートのイスは背もたれ付きで快適。水に濡れる心配も無用です。ただし快晴だと日差しがかなり強いので日焼け止めと帽子は忘れずに!
船を操縦するガイドさんは、所々船を止めながらマングローブの興味深い生態について説明してくれます。最近ではプラスチックごみが生物に悪影響を与えていることが深刻な問題になっているのだそうです。

木の根が水面から顔を出し、たくさんの細い枝状になって幹を支えているのが、マングローブの特徴のひとつ。葉がしげった枝からも水面に向かって細い枝がのびていて、まるでストローで水を吸い上げているようです。こうしたマングローブの根の内側には塩分をろ過するシステムがあるのだとか。朝の光で木々の緑は輝いていて、空気も澄んでいます。

木の根がおびただしい波のように広がっているものもありました。こうした独特の形状になるのは、通気性の悪い土壌でも酸素をうまく取り込むためだそうです。それにしても不思議な形です。

マングローブではたくさんの生物が生息しています。ガイドさんが見つけてくれたのは、小さなコウモリ!重なる葉っぱの内側に静かに身を潜めていました。その他にも大きな蜂の巣や、木々の間を群れで移動するサルたちを見ることができました。船の前をきれいな青い鳥が横切った様子は、今も目に焼き付いています。



 


スンガイ・レンビン博物館
(錫の博物館)
Muzium Sungai Lembing
 

パハン州と言えば錫の産地として有名だった場所。当時の様子がわかる博物館があると知り、足をのばしてみました。州都クアンタン近くで幹線道路を降り、山の方へ進むこと約20分。「Sungai Lembing」の門を抜けると、小さな住宅が並び、採掘が盛んだった頃の雰囲気が残っていました。博物館の建物は、かつての錫鉱山会社総支配人の住居で、小高い丘の上に立っています。

 

 

展示の最初には「この博物館は世界最大の地下鉱山地帯であったスンガイ・レンビンの最盛期を紹介しています」とあります。1887~1906年まではパハン・コーポレーション・リミテッド、1906〜1986年まではパハン統合会社(PCCL)が鉱業権を持っていました。太平洋戦争中は日本軍が司令部として使用していた場所でもあります。
実は博物館の少し先にかつての地下鉱山を見学できるトンネルがあるのですが、この日は閉まっていて見られず…残念でした。
 

PCCLの総支配人の主寝室。パハン州の第4代スルタンはこのスンガイ・レンビンを頻繁に訪れて、この建物に滞在したということです。建物は何度か建て直されているそうですが、窓や壁は格子状になり、風通し良く作られています。

PCCLで使用されていたレジスターやテレックスなど。古い機械類がそのまま残されているのも面白い点です。当時の社員たち、鉱員たちが働く様子をおさめた写真も展示されているので、かつての雰囲気を感じることができます。

実際に使用されていた採掘機械や道具類も展示されています。展示の中央は「ロッカー(rocker)」と呼ばれていた掘り出した鉱石を運ぶトロッコのようなもの。錫採掘から錫製錬までをパネル展示でわかりやすく紹介しているので、来館者は熱心に見学していました。



 


パハン州のおつまみ

Keropok Lekor

(ケロポッ・レコー)


 

 

せっかくだからパハン州らしい食べ物を食べてみたい!と探したのがこの「ケロポッ・レコー」。魚のすり身にサゴヤシの粉を混ぜて揚げたものなのだそう。モチっとした食感に魚の風味がふんわりして美味しいです。味は「つみれ」に似ています。そこにチリをつけるのがマレーシア流。実はこのチリもお店の手作りで、辛すぎず甘すぎず、美味しかったです。
 



静かな浜辺と木立が美しいリゾートホテル

The Kasturi

(ザ・カストゥリ)


今回の1泊2日の弾丸旅行で最も楽しみにしていたのが、心も体もリラックスできる5つ星ホテル滞在。チェラティン・ビーチの北端にある「The Kasturi」は、隅々まで居心地よく作られた素晴らしいホテルでした。海岸に沿ったメインの施設に28の個性的なヴィラが連なり、ホテル全体が森におおわれているので静かで爽やか。建物の周囲は元からあった漁師道や木々を極力保存し、建材もリサイクルされたものが使用されているのだとか。現代的な機能美と東南アジアの美しさが融合した、すてきな場所でした。


 

 

 

宿泊したのはメインの建物上階にある「Ocean View Suit」。三角屋根で広々とした室内から見る海は最高でした。屋根の内側や壁、ベッドサイドに使われた自然素材も安らぎを感じさせてくれます。

それぞれのヴィラは小道でつながっていて、ホテルのスタッフさんがカートで送迎をしてくれます。短い距離ですが、木漏れ日の中を進んでいくと気分も上がります。スタッフさんたちは皆さん礼儀正しくフレンドリーで、「東海岸は初めて?」「次はクアンタンの島にも行ってみるといいよ」などなど、会話も弾みます。今回の「ウミガメの赤ちゃん放流アクティビティ」と「マングローブの川下り」はホテルのスタッフさんが手配してくれました。

ホテルの海岸に築かれた岩壁は、モンスーンで海岸線が侵食されるのを防ぐためなのだそう。岩壁で波から守られているため、静かな砂浜を楽しむことができます。小さなお子さんでも波に足をとられることはないので安心です。朝の散歩ではすばらしい日の出も見ることができました。

海を眺めながらの朝食ビュッフェ。ホテルの食事はマレー料理でも辛さ控えめで、日本人にも食べやすい味でした。テラス席では朝の爽やかな風を感じながら食事が楽しめます。レストランの前にはしっかり泳げる25メートルのプールと、バレーボールコート。宿泊者には、三世代家族や友人同士のグループも多いようです。
次回はホテルでの時間をもっと楽しめるように、2泊したいなと思いました。
 

 

The Kasturi は、KL日本人会会員限定の特別割引が提供されている宿泊施設です。
予約時にプロモーションコードを入力すると、朝食付きのお部屋が20%割引になります。(2026年12月末まで有効)
The Kasturiホームページ:https://www.the-kasturi.com/
KL日本人会会員特典ページ:https://www.jckl.org.my/privileges_of_membership

 


 
出産準備教室
 

第84回出産準備教室が、7月8日(水)、15日(水)、18日(土)の3回コースにて開催され、12組のご夫婦にご参加いただきました。講師は、助産師・看護師・保健師などの資格をもつ会員ボランティアの方々に務めていただきました。

講義の内容は、妊娠や出産の基本的な知識、赤ちゃんに関する事、食事、予防接種、妊婦体操など多岐にわたりました。最終日の土曜日にはご夫婦そろって参加され、妊娠中や産後のママへのサポートについて、パパとなる方が落ち着いて寄り添い気持ちを共感することの大切さを学ばれました。

また、以前に出産準備教室に参加され、実際にマレーシアで出産された方々より体験談を頂きました。入院中や出産時について、育児用品、出生届など、リアルで貴重なお話を伺うことができました。最後に沐浴体験を行い、赤ちゃん人形を使って入浴やおむつ替え、着替えなど、動作を確認しながら理解を深めておられました。


 

参加者より頂いた感想の一部を紹介します。

  • 実体験を聞かせていただき、ぼんやりと感じていた不安が解消され大変心強く感じました。
  • マレーシアでの出産についてお話が聞けてとてもありがたかったです。
  • マレーシアで出産を予定される方が想像していたより多くおられて、安心感を得ることができました。
  • 温かい雰囲気で、講師の方々は優しく分かりやすく教えてくださいました。
  • 同じ時期に出産される方と知り合うことができ、心強く感じました。情報交換などもできました。
     

妊婦体操

最終日、土曜日の教室

沐浴体験
 

次回の日程は、決まり次第ホームページFacebook 等にてお知らせいたします。
 



はぐくみ会

 

7月1日(水)のはぐくみ会では、9名のお子様にご参加いただきました。はじめに七夕かざり作りを行い、ボランティアスタッフさん手作りの織り姫と彦星の飾りに顔を描いたり、短冊に願い事を書いたりしました。笹は当日の朝に日本人会会館の裏から取ってきた新鮮なものを使用しました。完成した笹かざりとともに保護者とお子様の写真撮影を行い、お家でも楽しんでいただけるように持ち帰っていただきました。
また、ピアノに合わせて季節の童謡や手遊び歌(うみ、かえるのうた、かもめの水兵さん、七夕)を楽しみました。絵本読みでは、こねこの絵本が大人気で、本を持ったボランティアスタッフさんの周りにお子様達が集まってくる、思わず笑みがこぼれる場面がありました。


 


 

 次回の活動 

9月2日 (水)
お月見
(予定)10:00~11:30
※8月のはぐくみ会はお休み

詳細はこちらから


参加方法 : 
当日始まる前に事務局窓口にて参加チケットを購入
(現金支払いのみ、事前申し込みは不要) 

 

 


 


*毎年日付が変わる祝日

  8月25日* Prophet Mohammed's Birthday  モハメッド聖誕日


預言者モハメッドの聖誕を祝う日で、イスラム教が国教であるマレーシアでは、多くの国民にとって重要な宗教行事の一つとなっている。スンナ派の多くはヒジュラ暦3月12日を、シーア派の多くはヒジュラ暦3月17日を生誕の日としている。

この日、マレーシアでは、唯一神アッラーに選ばれた偉大な預言者を追悼し、預言者の教えと生涯を深く省みる重要な日として、マレーシア全土で多様な祝賀行事が行われている。昨年にセランゴール州セルダンで開かれた国家レベルの式典では、国王や首相も出席し、政府機関や民間団体など6,000人以上・120団体が参加する大規模なパレードが実施された。こうした祝賀行事は首都圏だけでなく、各州・地域でも広く行われている。

全国を通じて祈りや行進を通じて預言者への敬意を表すこの日は、宗教的な意味合いとともに、ムスリム同士のつながりを深める大切な機会となっている。


2025年モハメッド聖誕日にセルダンで開催された国家式典。中央がイブラヒム国王
(出典:Kementerian Perpaduan Negara / Malaysia)

 

  8月31日 Independence Day  独立記念日


毎年8月31日は、マレーシアの独立記念日の祝日(Independence Day)で、「ハリ・ムルデカ(Hari Merdeka)」と呼ばれる歴史的な日。「ムルデカ」とはマレー語で「独立」や「自由」を意味し、マレーシアの前身であるマラヤ連邦(現マレーシアの半島部分)がイギリスから独立を果たしたことを祝う日である。

この日は行政都市プトラジャヤを中心に、全国で盛大な祝賀行事が行われる。なかでも最大の見どころは、国家規模で行われるパレード。軍や警察の行進をはじめ、政府機関、学校、民間団体などが参加し、色とりどりの衣装やパフォーマンスで国家の歩みや多様性を表現する。観客席には多くの市民が集まり、国旗を掲げて声援を送り、国全体が祝祭ムードに包まれる。

また、街の風景もこの日ならではのものがある。建物や車、店舗には国旗が掲げられ、夜には花火やライトアップが行われることもある。8月は「ムルデカ月間」として、学校や地域でも歴史を振り返るイベントやコンテストなどが開かれ、国への誇りや一体感を育む機会となっている。



 

 


 

えっ!マレーシア <LRT3号線 開通!>

 

LRT3号線(Shah Alam Line)の25駅のうち20駅が6月29日に開業した。これを記念して、7月末までLRT3とそのフィーダーバスの運賃が無料となった。聞くところによると、土日は通勤ラッシュ並みの混雑だったそうだが、筆者が平日に乗車した際も全席が埋まるほど利用客は多かった。

2022年にMRT2号線(Putrajaya Line)が開業した際、Rapid KLの鉄道・バスが1か月間無料となり、あちこちを探索したことを思い出す。今回はLRT3のみが無料対象であるものの、「さて、どこへ行こうか」と思い立ち、AIにOne-Day Tripを提案してもらった。そのルートを実際に巡ってきたので紹介したい。


 

提案されたのは「バクテールート」と「ロティチャナイルート」の2つ。後者には、これまで全く知らなかった大規模ショッピングモールが含まれていたため、「ロティチャナイルート」を選択した。まずはLRT Kelana Jaya LineとLRT3の乗換駅であるGlenmarieへ向かい、そこからLRT3のGlenmarie 2へ移動。LRT3は構想から開業まで約10年を要したせいか、MRTが開業した当時ほどの新鮮さは感じられなかった。

車窓には開発中の工事現場が次々と現れ、特に駅周辺では無数のクレーンやタワークレーンが忙しく動いていた。この新路線の開通を機に、沿線の街並みはさらに大きく変化していくだろう。列車はさらに進み、シャーアラムがマレーシアを代表する工業都市であることが実感できる、数々の有名な工場の景色が広がっていた。

また、車窓からはShah Alamのシンボル「ブルーモスク」の姿も見えた。これまではGrabやローカルバスを利用して訪れていた場所だが、新たなアクセス手段が加わったことになる。

開通した20駅と料金
Bandar Utamaから終点まで20駅乗車してもわずかRM4.90 (cashless はRM4.30)

Park & Ride駐車場も充実

車窓からはブルーモスクも

「ロティチャナイルート」の最初の目的地は、SA19 Jalan Meru駅近くの有名ロティチャナイ店。AIが紹介してくれた店は実際には駅からかなり離れた場所にあり、情報は正確ではなかった。もっとも、これもある程度想定内である。結局、駅近くのママッ・ストールに入り、ロティピサンとテータレを美味しくいただいた。

その後、2駅戻ってSA15 Section 7 Shah Alam駅へ向かう。目的地はCentral i-Cityモールだ。駅からモールまでは少し距離があったため、Grabを利用した。2019年にオープンしたモダンな大型モールだが、在マレーシア日本人の間ではまだそれほど知名度が高くない穴場スポットではないだろうか。KL中心部の有名モールと遜色ない規模を誇り、名だたるショップがずらりと並んでいる。日系家具メーカーまで入っており、郊外のシャーアラムに、これほど充実した商業施設があることに驚かされた。

沿線沿いは建設ラッシュ

さらに印象的だったのは周辺環境である。モールのすぐ近くにはDoubleTree by Hiltonがあり、その先にはテーマパーク「i-City」が広がっている。訪れたのは平日の昼間だったため、アトラクションはほとんど稼働していないように見えた。しかし後日、シャーアラム在住の友人に話を聞くと、「夜になるとライトアップがとても綺麗で、人気の観光スポットだよ」と教えてくれた。アトラクションも数多くあるようなので、次回はぜひ夜に訪れてみたい。

帰路につくため、再びSA15 Section 7 Shah Alam駅へ向かう。しかし、このエリアは一方通行の道路が多く、帰りは隣のSA14 UiTM Shah Alam駅へ向かった方が、Grab料金が安く移動もスムーズだったようだ。そうとも知らず同じ駅に戻ると、近くの大きな建物が目に飛び込んできた。調べてみると、マレーシア最大級の大学として知られるUiTM(Universiti Teknologi MARA)だった。KLに長く住んでいても、新しい発見が次々とあり、実に楽しい一日となった。

テーマパーク「i-City」

今後、LRT3沿線の開発はさらに進み、シャーアラム方面へのOne-Day Tripの選択肢も増えていくことだろう。そして2032年の開業を目指すMRT3号線(モントキアラやスリ・ハタマスなどを通る予定の環状線)の完成も、今から待ち遠しい。

ご参考:
LRT3号線路線図  https://en.wikipedia.org/wiki/Shah_Alam_line#/map/0
KL近郊の路線図  https://myrapid.com.my/bus-train/rapid-kl/rapid-kl-integrated-transit-map/#

 

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