新型コロナウィルスに関する注意喚起 その3

新型コロナウィルスに関する注意喚起 その3
 
 
 
 

日本と同様にマレーシアでも新型コロナウィルスの変異型の一つであるデルタ型の感染が急拡大していると伝えられています。改めて注意喚起の観点から、以下に情報共有をさせて頂きます。
是非身近におられる非会員の方にも共有頂きたくお願い致します。
 
1.デルタ型の特徴
デルタ型の特徴に、
・感染力が非常に強い(従来の新型コロナウィルスの2倍との報告があります)
・感染すると重症化しやすい(アルファ型と比し、ワクチン未接種者の入院する可能性が2倍との報告があります)、
という二点があります。
 
2.注意したい新しいリスク
新型コロナウィルス対応の一般病床、ICU病床ともに使用率が高止まりしている状況ですが、これに加えてBIDと呼ばれる事例が増えてきました。
BIDとはBrought in Deadの略で、病院に救急搬送された時点で死亡が確認されることです。
(8月8日にはこれまでで最多の360人の死亡が報告されていますが、この内の85人はBIDとされています。)
デルタ型の特徴に短時間に症状が急変して重症化しやすいことがあり、具体的な急変事例が多数報告されています。
自宅隔離中に症状が悪化した場合はコロナ評価センター(CAC)や保健所に連絡して入院先が調整されますが、連絡が遅くなると病院への搬送を待つ間に症状が悪化するリスクがあります。
ご自身の安全確保のため、異変を感じた場合には速やかにCAC又は保健所に連絡をする、あるいは最寄りの病院で受診する等の必要な措置を取るようにご留意下さい。

 
【新型コロナウイルス】クランバレー地域における保健所・CAC連絡先
https://covid-19.moh.gov.my/hotline

3.リスクを低減させる対策
新型コロナウィルスに対しては絶対的な対策ありませんが、日常的な衛生管理に加え、リスクを低減させるために取り得る方策に次の二つがあります。
(1)ワクチン接種
現在マレーシアで接種が進められているワクチンはいずれも世界保健機関(WHO)により安全性・有効性に係る必要な基準を満たしていると評価されているもので、デルタ型に対しても有効性があると報告されており、更に万が一感染した場合にも重症化を防ぐ効果が期待されると報告されています。
また、8月8日にマレーシア政府から発表された移動制限の緩和は、ワクチン接種完了者を対象とするものです。
8月9日より外国人に対しても予約無しでのワクチン接種が開始されていますので、未接種の方におかれましてはワクチン接種を是非ご検討下さい。
 
【新型コロナウイルス】スランゴール州及びクアラルンプールにおけるウォークインワクチン接種について
(2021年8月2日更新)
https://www.my.emb-japan.go.jp/itpr_ja/newinfo_21072021.html

(2)積極的なPCR検査の受検
自己検査キットの利用等により積極的な検査受検をすることで早めにご自身の感染を知ることが出来ると、万が一の重症化に対して備える時間を確保することが出来ます。
上述のBIDに関連し、「BIDの80%はPCR検査を受けていない人」との保健省による調査結果が伝えられています。
ご自身の安全確保のために、体調不良を感じた場合には速やかに、何度でも、PCR検査を受検することをご検討下さい。

【新型コロナウイルス】自己検査キットについて(2021年7月30日更新)
https://www.my.emb-japan.go.jp/itpr_ja/newinfo_27072021A.html

【新型コロナウイルス】ワクチン接種完了者への緩和措置(2021年8月10日以降適用)
https://www.my.emb-japan.go.jp/itpr_ja/newinfo_08082021.html

4.最新情報の確認について
在マレーシア日本大使館のHPには、直近の感染状況や病床状況が公表されています。
随時アップデートして頂いていますので、定期的にご確認されることをお勧め致します。
https://www.my.emb-japan.go.jp/itpr_ja/kansenjyoukyou.html

KL日本人会