デジタル版
JCKLニュースレター
タイムリー且つ皆様のお役に立つ情報発信を心掛け、毎月初旬にお届けいたします。
11月5日 (日) に日本人会チャリティバザーがPJにあるイースティンホテルで開催され、在馬邦人の皆様や地元の方々など千名を超える来場者で賑わいました。今年は偶然にも岸田総理のマレーシア訪問と日程が重なり、伝統ある本バザーを裕子夫人にご視察いただく機会となりました。
今年のバザーも、皆様のご協力により活気ある地域貢献イベントとして盛大に開催することができました。協賛企業・団体・個人の皆様、ご来場の皆様、関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
日本人会チャリティバザーとは?
KL日本人会が1973年にスタートさせたバザーで、収益金は毎年マレーシア国内の福祉施設に寄付しています。第9回までは会館や大使公邸などで開催していましたが、第10回の1982年から会場をホテルに移し、当地の社会福祉の向上と、両国の友好関係を深めるイベントとして継続しています。収益金の寄付先については、KL日本人会婦人部「かとれあ会」の役員が、毎年福祉施設へ訪問しながら検討を重ねており、2022年度は国内の11施設を支援することができました。
オープニングセレモニー
JCKL慈善基金管財人会 Dato Rahim 会長よりご挨拶
JCKL白石会長よりご挨拶
左から 亀島かとれあ会会長、中林バザー実行委員長、 Dato Rahim会長、白石会長、JACTIM澤村会頭
岸田裕子総理夫人のご来場
マレーシア訪問中の岸田裕子総理夫人をバザー会場にお招きいたしました
福祉施設ボランティアの方々と笑顔でお話しになる総理夫人
日本人ボランティアによって丁寧に作られた手芸品をご覧になりました
記念撮影にも応じてくださいました
会場の様子
会場となった美しいボールルーム
多くの来場者で賑わいました
特大LEDスクリーンでは、かとれあ会の活動を英文と和文で紹介
会場内に募金箱も設置しました
手芸品
他国のバザーと違い、手作りの手芸品がたくさん並ぶKL日本人会のバザー。バザーサポーターと呼ばれるボランティアの皆様が中心になって製作してくださっています。
手作りとは思えない完成度の高さに感銘を受けます
リースや門松、お雛様などのシーズナルグッズ
いろいろな素材を使ったバッグ
マレーシアの思い出写真を保管するならバティックアルバム
協賛品・バウチャー
協賛企業からご寄付いただいた商品やバウチャーを市場価格以下で販売します。
インスタントカメラやワイヤレス・イヤフォン、キッチン家電
日用品、スキンケア商品など、かなりお得な価格で
マレーシアで製造されている日本の食品などが並びました
レストランやホテルなどのバウチャーも完売しました
福祉施設ブース
福祉施設で製作された手芸品などが出品され、収益金はすべて各施設の運営費になります。
ブキナナス身障者施設
PJスパスティックセンター
アンパン知的障がい児訓練センター
ユナイテッドボイス学習障がい者自己啓発協会
外部ブース
ブース出店料の全額がバザーへの寄付となる外部からの出店。ほかにはないオリジナル商品が多いと人気のコーナー。
肌触りの良いコットン製品
眼鏡グッズなど日本の製品
デザインスニーカーなど
トートバッグに色付けしてマイバッグの作成
来場者・ボランティアの皆さま
日系企業にお勤めのMr Sivarao
会社の掲示板のポスターでこのバザーを知り、チャリティという趣旨に賛同し来てみました。日本の文化に関心のある娘と姪っ子は、浴衣の着付けや日本食を楽しむことができ、とてもハッピーな一日になりました。また来年も来たいと思います。
Ms Anisa
今日は素敵な竹のバッグを見つけ購入しました。このバザーはユニークな商品・作品が多く、とても良いですね。着付けでは「かんざし」という小物に出会い一目惚れ。どこかで手に入れて自宅で使いたいアイテムです。お寿司などの日本食も楽しめました。
村松さん
日本人学校の案内でバザーを知りました。今日はココナッツアートの品物を目当てに来ました。それを含め全部でRM400くらい購入。門松も欲しかったのですが売り切れていました。日本のお正月などの季節やイベントの物がもっと多めにあるといいですね。
宮城洋子さん
福祉施設のユナイテッドボイスが作成している「さをり織り」のランチョンマットには以前から興味を持っていました。今回、購入できて嬉しく思います。今後もこの日本人会バザーが日馬両国の友好の絆であり続けることを祈念しています。
日本人の友人のお誘いで来場し、着付けに大満足
マラヤ大学で日本文化を勉強された女性(左)とお友達
素敵な作品が多く、どれにしようか悩みます
JAL制服の試着コーナーとJALグッズ
入場整理をはじめ、たくさんのボランティアの方々がバザーを力強く支えてくれました
実行委員会よりご挨拶
中林徹 実行委員長
昨年に引き続き、Eastin Hotelで開催されました第51回日本人会チャリティバザーはお陰様で多くの来場者を迎え、盛況の内に終了する事が出来ました。ご来場の皆様、種々協賛頂いた企業・個人の皆様、出店にご協力頂いた方々、当日ボランティアとしてお手伝い頂いた方々、準備・開催にご尽力頂いたかとれあ会の皆様をはじめ、大使館関係者・日本人会事務局・実行委員メンバー等々、本当に多くの方々のご協力を頂戴致しました。改めて御礼申し上げます。
岸田総理来馬のスケジュールと重なった為、大使ご本人の来場は叶いませんでしたが、大使夫人が総理夫人を伴ってご来場頂き、このバザーの熱気、活動状況についてご理解頂けたのではないかと思っております。我々もこのバザーを来年、そしてそれ以降も続けられるようにしていこうと改めて感じました。本当に皆様のご協力があって継続してマレーシアの福祉施設に寄付が出来ます。心より感謝申し上げます。一人一人の思い、力が大きな、大きな力になることを望んで… 有難うございました。
亀島晶子 かとれあ会会長
かとれあ会は、第51回日本人会チャリティバザーを盛況のうちに終了する事ができました。 本年度は、前年度からのホテルでのバザー復活のバトンをうけ、より広く皆さんにバザーを楽しんでいただくため、キャッシュレス決済の導入、飲食・娯楽ブースの充実を掲げて邁進してまいりました。キャッシュレス決済の導入は初の試みでしたが、大きな混乱もなく幕を閉じることができ、嬉しく思っております。食品ブースも大盛況で、G階から会場のあるLG階に降りる時、お食事されているお客様で満席となったテーブル席を拝見し感無量でした。
また途中、岸田総理大臣夫人がいらっしゃいました。総理夫人のバザーへのご参加は初めてのことです。皆様のご協力で無事、バザーの活気を総理夫人にお届けできました。
数々の新しい取り組みにも一丸となって取り組んで下さったバザー実行委員会の皆様、手芸品製作に携わって下さったバザーサポーターの皆様、企業協賛品、バウチャー、現金寄付、当日お手伝いの皆様、着付けボランティアの皆様、外部出店ブースの皆様、在マレーシア日本国大使館及び日本人会事務局の皆様、そして、ご来場いただいた全ての皆様にこの場を借りて深くお礼申し上げます。皆様にバザーを楽しんでいただけたなら幸いです。
バザーの収益金は、マレーシアの福祉施設に寄付致します。今後とも日本人会婦人部かとれあ会へのご支援ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
ありがとうございました。
大山香織 渉外担当
皆様のご協力とご理解を賜り、無事に第51回日本人会チャリティバザーを開催する事ができました。心よりお礼を申し上げます。
私はかとれあ会渉外として、手芸品を製作されるバザーサポーターの担当をさせていただきました。より多くの方にバザーを楽しんでいただきたい、その思いで様々な手芸品を製作してくださったバザーサポーターの皆様に改めてお礼申し上げます。会場に来場された方が、楽しいお時間を過ごされていましたら幸いです。
古田三千代 渉外担当
日本人会チャリティバザーを無事に終了する事ができましたことを、心よりお礼申し上げます。たくさんのご来場ありがとうございました。
バザーの目玉である手芸品売り場を担当させていただきました。売り場の手芸品は、全てかとれあ会バザーサポーターさんの手作りです。毎年、バザーサポーターさんが変わるため、目新しい手芸品が多く、お客様も興味津々でご覧になり、お買い物を楽しんでいらっしゃいました。
バザーサポーターさんには、手芸品を製作から販売までを担当していただき、工夫して展示され、売れていくことをうれしく感じられ、充実感を感じていらっしゃいました。そしてそれが社会貢献にもつながり、よい経験になったと伺い、うれしく感じました。
来年度も、バザーサポーターさんには好きな手芸品を、手が空いた時間に、楽しく製作いただけるようなサポートを、かとれあ会ができたら良いと思います。皆さまのご参加お待ちしています!
51st Japan Charity Bazaar 2023 List of Donors
Thank you very much for your kind donation & support !
こちら HERE をご覧ください
今月の写真
<折り紙で楽しむクリスマス>
今年の写真は、クラフトペーパーや折り紙などで作ったツリーとリースです。紙の風合いと、手作りの温かさのあるクリスマス飾りに仕上がりました。大きなクリスマスツリーも豪華でよいけれど、手作りの小物でクリスマスを演出するのもよいものですね。折り方はネットで検索すればたくさん見つかるので、今年はクリスマスグッズ作りに挑戦してみませんか。
クリスマスプレゼントといえば、日本ではサンタクロースがイブにやって来て良い子の枕元に置くという設定が多いですが、欧米では、クリスマスが近づくと家族や親族から続々と自宅にプレゼントが届き、ツリーの下に並べ、そしてクリスマスの朝に一斉に開けるのが一般的だそうです。
Merry Christmas!! 作品制作者:伊豆 範子 (折り紙部)
<サツマイモの葉>
料理講習会講師 ちはる
マレーシアでサツマイモは、芋だけでなく葉の部位も野菜売り場に並んでいます。葉は栄養価が高く、ルテインという眼病予防に役立つ成分が多く含まれており、目も紫外線によるダメージを多く受けてしまっている私達は積極的にとりたい野菜といえるでしょう。
今回はその葉と茎を分け、それぞれの調理法をご紹介します。葉は少しねっとりとした食感でほんのり甘く、とても食べやすい味です。茎は固いのでスジ取りが必要です。スジ取りは面倒ですが、葉よりも深い風味があって佃煮にぴったりな食材です。
栄養価の高いサツマイモの葉は、マレーシアではとても身近な野菜
葉と豚肉とテンペの炒め物
茎の佃煮
🍳葉と豚肉とテンペの炒め物
材料 (2人分)
- サツマイモの葉 100g
- 豚肉薄切り 120g (食べやすい大きさにカットし、酒・塩・白胡椒を揉みこんでおく)
- 玉ねぎ(スライス ) 40g
- にんじん(千切り ) 40g
- テンペ* 半枚~1枚 (サイコロ切りにし、塩・胡椒を振っておく)
- 酒 少々
- 塩 適量
- 白胡椒 適量
- ローカル醤油 大さじ2
- ニンニクペースト 小さじ1
- みりん 小さじ2
- 砂糖 小さじ1/4
- 油 適量
*テンペは大豆にテンペ菌を植付け、発酵させて作られる栄養食品
葉は千切って茎の部分と分けておく
油をひいたフライパンで玉ねぎを30秒ほど炒め、人参を加える
テンペを入れ30秒ほど炒めたら、肉も加え炒め、醤油を垂らし混ぜる
葉、ニンニクペースト、みりん、砂糖を入れる
中火でしんなりするまでよく炒めたら完成
🍳茎の佃煮
材料 (2人分)
- 茎 130g
- 塩 中さじ1 (アク抜き用)
- お好みで椎茸など 適量
- 酒 大さじ2
- みりん 大さじ2
- ローカル醤油 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
- 水 100cc
茎はスジを取る(フキのスジ取りの要領)
スジを取るには茎が被るくらいの水に浸し、塩中さじ1を加えると剥きやすくなる
熱湯で数分茹でてアクを除く(茹でた湯は捨てる)
鍋に水100ccと上記調味料をすべて入れて火にかけ、沸騰したら弱火に
柔らかくなるまで弱火で20分ほど煮る(水が足りなくなれば少し足す)
お好みで椎茸などを入れても美味
今月の漢方
<ブタとトラとアイ>
国際中医薬膳師/中医実習生 坪井良和
中国語で漢字「猪」はブタのこと。「猪肉」といえば普通に手に入る豚肉のことだし、十二支の亥年の中国でのマスコットはブタである。ちなみにイノシシのことは「山猪」もしくは「野猪」と表される。
この民間療法、荒唐無稽な神頼みに見えるだろうが、しかしそうではない。この「虎」の字を書く青いインクに秘密があるのだ。
この青いインク、青いものなら何でもいいというわけではなく、漢方薬店で売っている「青黛粉」をお酢で溶いたものが使われる。青黛はチンダイといって、大青葉というタデ科の植物アイの乾燥葉の粉末。清熱解毒、とくに、体内の熱によって血が本来の道 (血管) を外れて流れることで起きると考えられる腫れ、内出血、鼻腔や口腔での出血、喀血などに効果があるとされている。
「チンダイ」というとなじみがないかもしれないが、藍染につかうアイといえば日本人でもよく知る素材であろう。クモやヘビなど毒を持つ生き物にかまれた傷の治療にアイを用いた記録も残るし、なんといっても藍染は防虫、抗菌、消臭性に優れるとして古くは奈良時代から日本人に愛用されてきた。アイを使った染色方法はエジプトやインド、中南米やアフリカなど世界各地でも有史以来使われており、なかでもインド産のアイが青の顔料インディゴとして広く使われるようになり、虫よけ、ヘビよけ効果が期待できる天然インディゴを使ったブルージーンズは全世界に広まった。 (現在では合成インディゴが使われているため、ジーンズに防虫効果は認められない。)
近年、アイの成分に関する研究が進み、有効成分として抗酸化物質のポリフェノール、抗菌物質のトリプタンスリンなどを含むとされ、アイの葉を使ったお茶やサプリメントなども見かけるようになった。寅年の私がおたふく風邪の子供に「虎」の字を書く機会にはもう巡りあえないかもしれないが、アイをはじめ、中医薬学で学んだ知識と日本の伝統的な食薬知識をうまく融合させて生活に取り入れていきたいものだと思っている。
クリスマス会のご案内 (会員限定)
12月16日(土) 11:00~16:00
KL日本人会会館にて
当会イベントで好評の砂絵やクッキーデコ、プラ板アクセサリー、竹とんぼ工作、バルーンアートの他に、今年は新たにドローンを使った遊び(先着15名)とバスボム作りが楽しめます。
また、ステージパフォーマンス、ポップコーン無料配布、テナント一日限定プロモーションなど、ご家族皆さんで楽しんでいただけるプログラムもご用意しています。ぜひご来場ください。
第29回 新年会のご案内 (会員限定)
開催日時:2024年 1月13日(土) 16:00~20:00
場所:KL日本人会会館
令和六年の新年会は、駐車場スペースに屋台が出ます。テント10張りにいろいろな食品が並びますので、夏祭りのような雰囲気を楽しんでいただけます。
そして、今年も活気あふれるライオンダンス、絵馬作りや福笑い、ヨーヨー釣り、餅つき体験など、子どもたちが楽しめるプログラムを多数ご用意しています。また、お茶席や部同好会の体験コーナー、ステージ発表などもあり、大人の方にも十分に楽しんでいただけるイベントとなっています。
なお、当日は駐車場に屋台を設営するため、駐車スペースがありません。公共交通機関をご利用いただくなど、ご協力をお願いいたします。駐車場に関してはこちらをご参照ください。
新年会実行委員会
出産準備教室
10月28日 (土) に、第76回出産準備教室が看護師などの資格を持つ会員ボランティアの方々の協力により開催されました。土曜日1回のみの開催でしたが、事前に参加者より出産についての質問を頂いており、それに沿って講義が進められました。また今回は、以前に教室にご参加頂いて、すでに当地で出産された3家族にも来て頂き、直接当地での貴重な出産の体験談を伺うことができました。体験談の方々は、かわいい赤ちゃんも一緒に連れてこられており、教室はにぎやかな雰囲気となりました。
頂いた感想の一部を紹介します。
- 出産体験者の方々のお話を聞けて、大変参考になりました。
- 奥さんの出産に立ち会われた男性のリアルな体験談を聞くことができ、とても良かったです。
はぐくみ会
11月1日 (水) にはぐくみ会が開催され、4名のお子さんのご参加がありました。この日はパラバルーンを使って遊びました。パラバルーンとは円盤のような大きなカラフルな布で、布の端を持ち、大きく持ち上げたり下げたりすることで、形の変化を楽しむことができるものです。お子さん達は、大きく膨らんだバルーンを見たり、風を感じたり、パラバルーンの下をくぐり抜けたりして楽しむことができました。また手遊び歌や季節の歌を一緒に歌ったり、絵本のお話を聞くことができました。
はぐくみ会はボランティアの方により、幼いお子様と親子で楽しめる遊びを企画されています。今後もたくさんのご参加をお待ちしております。
次回活動日(予定)
12月6日 (水)
クリスマス サンタさんとあそぼう
詳細はこちら
えっ!マレーシア
<アザーンはコーランの朗唱?>
イスラム教徒のお祈りの時間がくると、モスクから流れてくるアザーン。礼拝の呼びかけであることは知っているけれど、いったい何を唱えているのだろうか。コーラン? それともお祈り?
ムスリムの知人にこの疑問を投げかけてみると、アザーンはコーランを読んでいるのではなく、指導者がお祈りしているわけでもなく、アザーンの定型句があり、節をつけてゆっくり読み上げているのだと教えてくれた。「アッラーは偉大なり、いざ礼拝へ来たれ」という主旨の句をアラビア語で唱え、ムスリムに礼拝を呼びかけているのであり、一語一語ゆっくり、長く伸ばし、下記の定型句を3~4分かけて唱えるのだ。定型句は、イスラム教の預言者モハメッドと教友たちによって定められたとされ、7世紀の半ばに定型化したと考えられている。宗派や地域の訛りなどによって多少の変化は見られるものの、世界中のモスクでアラビア語の同じフレーズが毎日5回流れているのである。
以下がアラビア語の音に近いカタカナ表記で、日本語訳は「 」で示す。
(①~⑥までは各2回呼びかけ、⑥は朝のみ、⑦と⑧は各1回)
①アッラーフ アクバル「アッラーは偉大なり」
②アシュハド アン ラー イラーハ イッラッラー「アッラーの他に神は無しと私は証言する」
③アシュハド アンナ ムハンマダン ラスールッラー「モハメッドは神の使徒なりと私は証言する」
④ハイヤー アラッサラー「いざ、礼拝へ来たれ」
⑤ハイヤー アラルファラー「いざ、成功のため来たれ」
⑥アッソラー トゥカイルン ミナン ナウーム「睡眠よりお祈りの方が良い」
⑦アッラーフ アクバル「アッラーは偉大なり」
⑧ラー イラーハ イッラッラー「アッラーの他に神は無し」
この朗唱を行う人は「ムアッジン」と呼ばれ、信頼がおけ、声がよく通る信徒が選ばれる。昔はミナレットと呼ばれる塔に登って呼びかけを行っていたが、今はモスク内のマイクを使い、ミナレットのスピーカーから流すのが一般的のようである。筆者の自宅近くの小さなモスクからも、成年男性の伸びのある声が毎日聞こえてくるのだが、ある日の朝、中学生くらいの男子の声で、伸びの無い途切れ途切れのアザーンが流れてきて驚いたことがある。きっとお役の方が病気か何かで、ピンチヒッターの息子さんなのだろうと想像をめぐらし、眠気も覚めた出来事であった。一日5回、365日、どれほど大変なお役目だろうか。
JCKLニュースレター
【編集委員】
- 柳井 教男(編集長)
- 松尾 義裕(副編集長)
- 勝田 羊奈子(編集委員)
- 澤村 文江(編集委員)
- 矢内 理砂子(編集委員)
- 和嶋 初代(編集委員)
- 工藤 詩子(かとれあ会)
- 齋藤 紀子(かとれあ会)
*掲載の内容は変更が生じる場合があります。
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