デジタル版
JCKLニュースレター
タイムリー且つ皆様のお役に立つ情報発信を心掛け、毎月初旬にお届けいたします。

恒例の日本人会チャリティバザーを、本年はEQクアラルンプールに会場を移して開催いたします。会場には、人気の協賛品やバウチャーをはじめ、丁寧に作られたクオリティの高い手芸品が多数並びます。また、マレーシアで人気を集めるショップのブースや、キッズコーナーもご用意しています。ご家族やご友人をお誘い合わせのうえ、ぜひ楽しいひと時をお過ごしください。詳細は、当会のホームページでもご案内しています。
● 日時 2026年11月1日(日) 10:00am-3:00pm
● 場所 EQ Kuala Lumpur Google Map
- KLモノレール Raja Chulan駅から徒歩4分
- MRT Kajang線 Bukit Bintang駅から徒歩12分
- EQ駐車場をご利用いただけます(有料)
● 入場券 (12歳以下のお子様は無料)
- KL日本人会会員限定前売り券 RM30
- 一般前売り券 RM40
- 当日券 RM50(キャッシュレス)
前売り券販売場所
- KL日本人会窓口
- Isetan I-Club Counter
KLCC, The Gardens, Lot 10の3店舗
● EQ駐車場
- フラットレート(RM15)の適用には、駐車場ご入場の際に紙の駐車券をお取りいただき、ロビー階リフト横の自動精算機でお支払いください。
- Touch ’n Go Cardなどにフラットレートは適用されません。
※会場では、現金でのお支払いはできません。
当日券や購入商品のお支払いなど、すべてキャッシュレス決済になります。
一部の外部出店ブースでは、現金でのお支払いも可能です。
バザー会場には、手芸品、協賛品(家電・日用品・食品)、各種バウチャー、浴衣の着付けと写真撮影、外部出店ブース、飲食ブースなどをご用意しております。ゆっくりとお買い物をお楽しみください。
エコバッグのご持参もお願いいたします。

バザー会場案内
会場は、3rd Floor (L3) です。
- 午前10時より、オープニングセレモニーを行います。
- 売り場へのご入場は10時15分からとなります。
- マイカーでご来場の方は、EQ駐車場からLIFT(エレベーター)をご利用いただき、L3階でお降りください。
- モノレールやGRABなどでEQロビーに到着された方は、ロビー階にてバザースタッフがご案内いたします。
スタッフの案内に沿って、エレベーターでL3階へお越しください。 - 安全確保のため、入場時に手荷物を確認させていただきます。皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
- 人気の手芸品コーナーは、会場受付近くの「FORUM」ルームにございます。ぜひお早めにお立ち寄りください。
- 会場レイアウトや出店内容は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

ベビーカー置き場
バザー会場階、化粧室近くの階段下にベビーカーを置くスペースがありますのでご利用ください。

協賛品
協賛企業様にご提供いただく新品商品が続々と集まってきています。ここではその一部をご紹介します。
ワイヤレスイヤホン、ポータブル空気清浄機、シェーバーなど
真空断熱ボトルの水筒・スープジャー
扇風機、ブレンダー、炊飯器
UVクリーム、アイマスク、掃除用品
マヨネーズとドレッシングのセット
コショウとサプリのセット
チョコピーナツスプレッド
手芸品
今年も、ボランティアの皆さんが心を込めて丁寧に製作してくださったアイデア作品がたくさん揃いました。その中の一部をご紹介します。
ロングエプロン
手提げ袋
レース編み卓上敷き
クリスマス柄のキルト
ポーチ
フリル巾着ポーチ
スクエアシュシュ
ハチマキ
花柄ストラップ
刺し子
仕切り付きポーチ
はがきホルダー
手編みコースター
ヘアピン
手編みのチャーム
つまみ細工
刺繍入りジュートバッグ
カルトナージュボックス
デザインピアス
バティックぞうさん
ブックマーク
カラフルバッグ
水引のヘアゴムなど
今年の出店ブース(予定)
● 飲食コーナー
日本食、和菓子、軽食、デザート、お飲み物などが販売されます。お楽しみに!
● 日用品・雑貨・小物・衣類・その他(9月30日時点)
- BINGKA KL(マレーシアのおみやげ品)
- Chantek-nya(洋服、インテリア用品)
- Fatman 3D Printing(3Dプリント製品)
- Fuji Film(写真撮影、カレンダーの販売)
- Ginger Batiks(バティック製の家庭用品)
- Honey I’m Home(ワイルドハニー)
- Jalan Jalan Japan(中古雑貨など)
- Japan Airlines(折り紙ヒコーキゲームとJALグッズ販売)
- Luen Heng(ワイン、焼酎、酒)
- Marq Optic Gallery(眼鏡、眼鏡用品、和風小物)
- Noblesse Ballet(バレエレッスン関連)
- Nyllaa(イヤリング)
- PATCHWORK DOUKOUKAI(パッチワーク作品)
- PITAYA(洋服)
- SMUK LIVING(ホームアクセサリー)
- Thousand Gold(アクセサリー)
- Zari Collection(インドコットン製品)
- Zen Ceramic(陶芸品の販売と陶器ペイント体験)
バザー実行委員長よりご挨拶
本年度バザー実行委員長を務めます安光です。
今年度のチャリティバザーは、11月1日(日)に、昨年までの会場から変更して、KLCC地区のEQ クアラルンプールにて開催いたします。毎年約1,000名の皆さまにご参加いただき、約95,000リンギの寄付を福祉施設にお届けできている事に、改めて御礼申し上げます。
今年で第54回目を迎えるチャリティバザーは、半世紀以上に渡って日馬友好の懸け橋の一つとして、参加者の皆さまに楽しんでいただきながら、支援を必要とする皆さま方に貢献できるイベントとして継続しております。本年度も、企業・個人の皆さまからの暖かいご支援、バザーサポーターの皆さまによる手芸品のご提供、ブース出展者の皆さまのご尽力により、無事バザー開催できることを大変嬉しく思います。
ニュースレターをご覧の皆さま、ぜひご家族、ご友人をお誘いの上バザー会場まで足を運んでいただき、チャリティバザーを一緒に盛り上げていただければ幸いです。歴史ある日馬友好の慈善活動を共に未来へ繋いでまいりましょう。
安光実行委員長
入場を待ちわびる来場者
オープニングセレモニー
会場の様子
家電・日用品などの協賛品
手芸品コーナー
クリスマスアイテム
バウチャーコーナー
外部出店ブース
福祉施設の作品販売
浴衣の着付け体験
キッズ工作コーナー
フードブース


州ごとのフードブース

伝統的な遊び「チョンカ」の体験コーナー
今月の写真<Colours of Malaysia>
マレーシア観光年『Visit Malaysia 2026』の主要イベントの一つ、「Citrawarna(チトラワルナ)2026」(英語名はColours of Malaysia)が、7月24~26日の3日間、ムルデカ・スクエア(独立広場)で開催された。今月の表紙は、25日(土)の夜に盛大に行われたパレードの様子を収めた一枚である。ムルデカ広場前の通りは、7月21日から27日早朝まで全面通行止めとなり、歩行者とパフォーマーだけに解放された空間になっていた。このことからも、このイベントへの力の入れようがうかがえた。
マレー語で「Citra」は「画像」「イメージ」「描写」、「Warna」は「色」を意味する。「Citrawarna」は、この二つの言葉を組み合わせた造語らしい。「色彩豊かな絵」「色とりどり」という意味を持っており、マレー系、中華系、インド系、多くの先住民族が共生する多民族国家マレーシアにふさわしい名前だ。このイベントは1999年から開催されていたが、経済情勢などで小規模化され、その後パンデミックにより全面休止となっていた。今年のマレーシア観光年が6年ぶりに「Colours of Malaysia」を大復活させたわけだ。
会場周辺にはブースが立ち並び、マレーシア各地のグルメをはじめ、伝統工芸品などの特産品、関連グッズなどが販売されていた。パレード開始予定時刻の20時が近づくと、会場には続々と人が集まり始めた。中にはシートや椅子を用意してパレードを楽しもうとする人たちもいた。開始を今か今かと待ちわびる人たちでごった返す中、「Ladies & gentlemen」のアナウンスが何度も繰り返される。しかし、実際にパレードが始まったのはなんと22時前。アンワル首相や要人の到着が遅れたことで開始時刻が大幅にずれ込んだらしく、ここでも「マレーシアあるある」を感じた。
いよいよパレードが始まると、各民族の伝統音楽に合わせ、煌びやかな衣装と踊りが次々と披露され、会場は大きな盛り上がりを見せた。多様な文化を、様々な色に例えて表現するパフォーマンスの数々。マレー系だけではなく、インド系、中国系ライオンダンスも登場し、まさに「Colours of Malaysia」。多様な文化が一つの国で体験できるというマレーシア最大の強みを象徴したイベントであった。
JICAだより
<人と馬が健康で幸福な暮らしができる社会を目指して>
海外協力隊2025年度1次隊/障害児・者支援
法政大学人馬のウェルビーイング研究所 大学院特任研究員
柿沼うらら
〜マレーシアと馬と福祉〜
「人と馬のウェルビーイングに関わるお仕事をしています。」この自己紹介がマレーシア生活において会話を広げるきっかけとなったのは数えきれません。
私は、障がい児を対象とした乗馬を行うRiding for the Disabled Association Malaysia(RDA Malaysia)に配属されています。
馬が関わる活動はEquine Assisted Activity(EAA)、日本語では馬介在活動と呼ばれます。他にも呼び方は様々ありますが、配属先ではホースセラピーと呼称されることが多いです。マレーシアでは数十年も前から、障がい児者を対象とした馬介在活動が行われてきました。配属先であるRDA Malaysiaは1988年に設立し、馬と障がいが交差する文脈で実践知を積み重ねてきた主要団体の1つです。
さて、JICA海外協力隊としては、障がい児者支援の職種で馬と関わる活動は前例がないようです。JICAと法政大学人馬のウェルビーイング研究所(以下、人馬WB研)との連携協定によって実現した本派遣。2025年に始まった連携を皮切りに、2030年までの5年間で長期隊員3名(任期2年)・短期隊員5名(任期2ヶ月)の派遣が予定されています。私は長期隊員の1代目として、任期の半分が過ぎたところです。
普段のセッションの様子
コップを使ったアクティビティ
〜活動の足跡〜
馬・障がい者福祉の分野に元々繋がりのある人だけでなく、より多くの人、特に若い世代にこの活動を知ってもらい参画を促したい。そんな思いからマレーシア国内の大学(Universiti Putra Malaysia (UPM)やUniveristi Kebangsaan Malaysia (UKM)など)を含めた組織間の連携強化に意識的に取り組んでいます。「馬団体・障がい児者団体・大学」が手を取り合う三角連携体制を構築し、国内外で広げることが本活動の核です。
日々の活動の柱は週3回の障がい児向け乗馬です。対象となる障がい種別は、身体障害・知的障害・発達障害と幅広く、様々な障がい特性を持った子どもたちが参加しています。加えて、国内外の大学生向けの研修や、特別学級や支援校との共同イベントも実施しています。
今年2月にはRDA Malaysiaと人馬WB研の共催で、ASEAN諸国の大学・馬団体関係者を巻き込んだ、障がい児者向け馬介在活動の国際研修を行いました。マレーシア、ベトナム、インドネシア、フィリピン、日本から18人の大学生や馬団体関係者が参加しました。普段RDA Malaysiaに足を運ぶ子どもたちやボランティアも交えて、引き馬、騎乗・降馬の補助、障がい特性の知識などを8日間かけて学び、技術を習得しました。
本研修では、活動目標でもある若年層に向けた馬介在活動の参画を促進することが十分に達成でき、三角連携体制の有効性を実証できた確かな一歩となりました。来年も同様の研修を開催するべく準備を進めています。
引き馬実習の様子
ASEAN諸国からの参加者と記念撮影
〜今後の展望〜
障がい児向け馬介在活動は心理的・身体的・社会的・教育的に良い影響をもたらすとされています。この活動に唯一の絶対解はなく、各団体によって取り組み方にも色があります。むしろそれぞれのやり方を尊重しながら、学びあう姿勢こそがこの活動の豊かな広がりに寄与すると確信しています。
また、これまで現場で培われてきた実践知を、アカデミックな視点から客観的なデータとして可視化できれば、更に活動の裾野を広げることにもつながると思っています。次の世代へとバトンが繋がれていくよう、マレーシア国内の大学とのネットワークをさらに広げ、強固なものにしていきたいと考えています。
古来、馬は人間の生活に欠かせない動物として共存してきました。感覚が鋭く、人間の感情を映す鏡のようだと形容されることもあります。人々と心を通わせ、社会に必要とされてきた歴史がある馬だからこそ、現代社会の多様なコミュニティを支える豊かな可能性を秘めていると思っています。
クアラルンプールの馬場から、人と馬の双方が健康で幸福に暮らせる社会の輪が広がり続けることを信じて、現地の方々と共に歩みを進めていきます。
RDA Malaysia Facebook
https://www.facebook.com/share/1BKaxgsQ4s/?mibextid=wwXIfr
馬のウェルビーイング研究所
https://www.hosei.ac.jp/tama/renkei/jinba/?auth=9abbb458a78210eb174f4bdd385bcf54

料理講習会講師 ちはる
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Apam Balik(アパム・バリッ)は、マレーシアや周辺国で広く親しまれているパンケーキ風のお菓子です。
マレー語で「Apam」はパンケーキのような焼き菓子、「Balik」は折り返すという意味。その名の通り、丸く焼いた生地に具材をのせ、半分に折りたたんで仕上げます。
中に挟む具の定番はピーナッツクランチとクリームコーン。表面にバターやマーガリンを塗り、コクと風味を加えます。 屋台やナイトマーケットの定番メニューで、ふんわりとした厚めの生地を楽しむ「パンケーキタイプ」と、薄く焼き上げたサクサク食感の「クレープタイプ」があります。今回はパンケーキタイプを作ります。
コーンの自然な甘みとピーナッツの香ばしさが後を引く、素朴なマレーシアのスイーツです。
🍳 材料 直径20cm 5枚分
生地
- 中力粉 200g
- 卵 2個
- 砂糖 60g
- 塩 2つまみ
- ドライイースト 小さじ1
- ベーキングソーダ(重曹)小さじ1/2
- 水 220ml
ピーナッツ(薄皮付き)150g
塩 2つまみ
クリームコーン 1/2缶
バター 20g
中力粉
Wheat Flour /Tepung Gandum
RM3.5/1kg
マレーシアで小麦粉「Tepung Gandum」と言えば中力粉。薄力粉はCake FlourやSuperfine Flourなどと表示される。パッケージの栄養成分表でプロテイン含有量が9〜10%であれば中力粉と判断する
ドライイースト
Instant Yeast / Yis Segera
RM1.2/11g (小さじ1杯は約3g)
開封後は袋の口をしっかり閉じ、密閉容器に入れて冷蔵保存して1週間を目安に使い切る。それ以降はイーストが持つ発酵力が落ちてしまう
ピーナッツ(薄皮つき)
Peanuts / Kacang Tanah
RM6/500g
薄皮がついたまま炒ることで中までじっくり火を通せるため、甘みのある香ばしい風味に仕上がる。ナシレマ、スープなど、幅広く使える食材
クリームコーン
Cream Style Corn RM5/425g
クリーム状に煮込んであり、粒々感もある
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🍳 下準備
①薄皮つきピーナッツをオーブンなど、170度で15~20分焼く。途中でかき混ぜると均一に火が通る。その後、よく冷ます
②薄皮を取り除くため、ザルに入れて押し付けるかビニール袋に入れて揉む。薄皮が少し残ってもOK
③もしも硬いピーナッツが混ざっていれば取り除き、その後グラインダーにかける
④軽い歯ごたえを感じる程度の粗さに砕く。塩2つまみを加え混ぜる
🍳 作り方
①卵以外の生地の材料をボールに入れて混ぜる。卵は最後に加えたほうがきれいに混ざる
②ダマが無くなるまでよく混ぜ、30分ほど室温で寝かせる
③発酵が進み、生地が少し膨らむ
④お玉2杯半ほどの生地をすくい、フライパンに流し入れ、中火で30秒~1分ほど焼く
⑤生地の表面にふつふつと泡が出てきたタイミングでピーナッツ、砂糖、 コーンをのせ、弱火で20秒ほど焼く
⑥生地がきつね色になったら半分に折りたたみ、ハケで生地にバターを塗る
⑦皿にのせ、反対側にもバターを塗る
⑧好きな大きさに切り分けてどうぞ
*このシリーズで紹介して欲しい食材や調味料やスパイス等あれば、事務局までお寄せください。office@jckl.org.my

国際中医薬膳師、中国黒龍江中医薬大学中医学学士
坪井良和
10月に入ると、マレーシアは本格的な雨季を迎える。激しいスコール前後の気圧の変化や高い湿度に加え、冷房による冷えが、思いのほか体に堪えることがあるかもしれない。一方、日本では秋が静かに深まっていく季節。マレーシアの空を見上げながら「日本はそろそろ紅葉だろうか」「家族は元気だろうか」と、なんとも言えない寂しさや郷愁を覚えることはないだろうか。日本に残してきた家族や友人への思い、現地で感じる言葉や文化の違いからくるふとした孤独、暮らしの変化に伴う漠然とした不安。こうした感情が、胸の奥をそっと締め付けてくることもあるかもしれない。

「最近、なんだか鬱々としてやる気が出ない」それは心が弱いせいではなく、季節の巡りと体内のバランス、とりわけ「肺」の乾燥が原因かもしれない。
東洋医学の「五行」によれば、秋は肺の季節であり、肺に対応する感情は「悲(悲しみ・憂い)」とされる。中医学の古典には「悲は気を消す」という言葉もある。静かな悲しみや憂いが、生命エネルギーである「気」を消耗させ、体を疲れやすく重だるくし、呼吸を浅くしてしまうという意味だ。気は、外敵から身を守るバリア、つまり免疫力の役割も担うため、気を消耗すると、風邪やアレルギーなど不調も出やすくなる。
また、肺は「華蓋(かがい)」の異名を持つ。「華蓋」とは皇帝が移動するときに差しかけられた、傘のようなもの。肺は五臓の中で、もっとも高い位置にあり、外から侵入する邪気から、心臓という「皇帝」を守っているのである。そのくせ「肺は嬌臓(きょうぞう)なり」——高い位置にあるがゆえに、乾燥にも寒さにも熱にも、真っ先にさらされてしまうという、五臓の中でもっとも繊細で、傷つきやすい臓器ともいわれる。マレーシアは外こそ多湿だが、一歩室内に入れば冷房で空気はカラカラに乾いていることが多い。冷房の風にさらされ肺が乾くと、気を深く吸い込む力が弱まり、呼吸が浅くなったり、喉のイガイガやしつこい咳を招いたりする。つまり10月は、心と体の「潤い」が最も失われやすいタイミングなのだ。
肺は「皇帝に差しかける傘」に例えられ華蓋とも呼ばれる
対策として、肺に対応する色である「白い食材」を積極的に摂りたい。白キクラゲ、山芋、豆乳、豆腐、白ごま、大根、蓮根、梨などは、乾燥から粘膜や皮膚を守る潤いを補ってくれる食薬だ。豆乳や豆腐花なども手軽だが、なかでもおすすめは、白キクラゲを梨やクコの実、ナツメと一緒に柔らかくなるまで煮込み、仕上げにはちみつを加えたデザート。冷やしすぎず、温かい状態か常温でいただくのが、胃腸の消化機能を守る秘訣だ。屋台などでは羅漢果雪耳(ラカンカと白キクラゲの薬膳ドリンク)もおすすめである。
白キクラゲとクコの実のデザート
羅漢果と白キクラゲのデザート
また、深呼吸と香りの力を借りるのも効果的。香りは、基本的には好きなものでいいのだが、ミントやユーカリのような辛味・清涼感のある香り、ジャスミンやオレンジブロッサムなど白い花の香り、気の流れを整える柑橘系の爽やかな香り、ヒノキやサイプレスなど木の香りもよい。好きな香りを深く吸い込むだけで、高ぶった神経が鎮まり、滞った気がふっと流れ出す。
深呼吸は心と体の潤いに効果的

また、天突・太淵・尺沢の3つのツボを、痛気持ちいいと感じる強さで5秒ずつ押すのもよい。冷房の効いたオフィスにいる時は、首元にはストールを、足元には靴下を纏い、体を冷やさない工夫を心がけたい。
悲しみは決して悪いものではなく、何かを大切に思っている証でもある。ただ、その感情に長くふけりすぎると、心だけでなく体も疲れてしまう。温かいお茶や薬膳デザートを片手に、マレーシアの人々がよく口にする「Tidak Apa/不要緊(どちらも「大丈夫、大した事ないよ」という意味)」という大らかな精神を思い出し、自分の心と体の声にそっと耳を傾けたい。張り詰めた気を優しく流していけば、憂鬱な気分も、雨上がりの空のようにいつの間にか晴れていくはずだ。
KL日本人墓地<秋季慰霊祭の報告>


9月20日(日)、広島県呉市・浄土寺副住職の良輝和尚をお招きし、KL日本人墓地において秋季慰霊祭が行われました。ヘイズ(煙霧)の影響が心配されましたが、60名の方にご参加いただきました。
まず、JCKL岡部会長と四方特命全権大使からご挨拶があり、読経、焼香、法話と続きました。その後、屋外活動を希望される参加者の方々により、慰霊碑への献花と墓前供養が行われました。
なお、日本から和尚様をお迎えしての慰霊祭は、今回で一旦、区切りをつけることになるため、和尚様にお礼の言葉や法話の感想を伝える参加者の姿も見られました。
マレーシア各地には数多くの日本人墓地が存在し、サバ・サラワクを含むマレーシアのほぼ全土に日本人の足跡が残されています。このKL日本人墓地は1899年(明治32年)に開設されており、戦前戦後の日本人コミュニティーや日本国大使館、有志の皆様によって保全、運営、管理されてきました。
1980年からは日本人学校の児童・生徒による清掃活動が行われるようになり、墓地管理人の常駐、定期的な補修・改修工事など、これまでに多くの思いが注がれてきました。
南国の明るい陽射しと緑に囲まれた美しい霊園ですので、皆様にも一度訪れていただきたい場所です。
次回慰霊祭の日程は、決まり次第ホームページなどでご案内いたします。
四方大使のご挨拶
良輝和尚の法話
慰霊碑に献花
墓前供養
緑内障スクリーニングの実施
9月3日(木)、Sunway Medical Centre Sunway Cityのご協力により、会館内で緑内障スクリーニングを実施しました。
当日は、医療スタッフの皆様による丁寧な説明のもと、検査は終始スムーズに進められました。41名の会員様が参加され、目の健康について改めて考える有意義な機会となりました。
参加された皆様からは、「自分の目の状態を知ることができて安心しました」 「身近な会館で気軽に検査を受けることができ、良い機会になりました」 といった声が聞かれました。
緑内障とは?
眼の中の圧力(眼圧)の上昇などにより、視神経が障害される病気。初期にはほとんど自覚症状がないため、気付かないうちに進行し、視野障害や視力低下を引き起こすことがある。また、一度ダメージを受けた視神経や失われた視野は、現在の医療では元に戻すことができないため、進行する前に発見し治療を始めることが重要とされる。
視能訓練士による眼圧測定と眼底撮影

はぐくみ会を9月2日(水)に開催し、4名のお子様のご参加を頂きました。
この日は「お月見」がテーマの製作や写真撮影を行いました。お月見カードづくりでは、台紙に白くて丸い紙をペタペタとのりで貼りつけていき、お月見団子デザインに仕上げました。また、ボランティアさん手作りのお月見フォトブースで、写真撮影を楽しみました。秋の歌では、「うさぎのダンス」と「とんぼのめがね」をピアノに合わせて歌いました。その他にも、親子で一緒に手遊び歌を歌ったり、絵本を読んだり、盛りだくさんの内容でした。
今後も、親子で安心して参加できる温かな時間をお届けしてまいります。
今後の活動
10月7日 (水)
ハロウィン
10:00~11:30
詳細はこちらから

参加方法 :
当日始まる前に、事務局窓口にて参加チケットをお求めください。現金でのお支払いとなります。事前申し込みは不要です。

えっ!マレーシア<Visit Malaysia 2026を楽しもう>
今年のマレーシア観光年『Visit Malaysia 2026』は、1999年に誕生した『Malaysia Truly Asia』のスローガンのもとで展開される、国を挙げての期間限定観光プロモーション事業である。どちらもマレーシア政府観光局が主導し、マレーシアへの観光客誘致を目的としている。それぞれにテーマ曲があり、特に今年は『Visit Malaysia 2026』の曲が至るところで流れているので、聞けば「ああ、この曲か」と頷く方も多いだろう。

街中に掲げられた『Visit Malaysia 2026』の広告をよく見ると、『Malaysia Truly Asia』のスローガンもしっかりと刻まれている。空港ターミナルをはじめ、公共交通機関、バスや電車の車体ラッピング、ショッピングモールの大型スクリーン、イベント会場、歩道橋の看板、幟、機内誌など、街を歩けば必ずどこかで見かけるようになってきた。そして公式マスコットキャラクターは、マレーグマ『Wira ウィラ(マレー語で英雄)』と『Manja マンジャ(マレー語で甘えん坊)』。単に愛らしいからというだけではなく、絶滅危惧種に認定されているマレーグマの採用は、環境や野生動物保護のメッセージが込められており、バティックの衣装や小物を身に着けることで、伝統文化もアピールしている。バッグやマグカップ、キーホルダーといったグッズにはもちろんだが、プラナカン文化のニョニャ・クバヤに刺繍された『Wira』と『Manja』を見つけた時には非常に驚いた。






今月の表紙で紹介した『Colours of Malaysia』も大きなイベントであったが、9年ぶりのF1復活という嬉しいニュースも、実は『Visit Malaysia 2026』と連動している。10月2日~4日まで、セパン・インターナショナル・サーキットで『F1マレーシアグランプリ』が開催され、世界中から多くのF1ファンが集結する。さらに、世界的な自転車レース『Tour de Langkawi』が9月27日から10月4日に開催されるほか、マレーシア最大級の国際マラソン『クアラルンプール・スタンダードチャータード・マラソン』も10月3日から4日まで開催される。これら三つのスポーツイベントにより、全世界からの巨大なインバウンド需要が生まれているようだ。そのため、セパンやKL周辺のホテル料金が高騰していると聞く。
このマレーシア観光年の取り組みは、2027年末まで延長されるとの政府発表があった。マレーシア在住邦人にとっても、イベント続きの楽しい2027年になりそうだ!
Visit Malaysia 2026 予定イベント:https://www.malaysia.travel/events/2026/10
JCKLニュースレター
【編集委員】
- 土川 敦司(編集長)
- 安達 由和(副編集長)
- 勝田 羊奈子(編集委員)
- 澤村 文江(編集委員)
- 藤井 真由美(編集委員)
*掲載の内容は変更が生じる場合があります。
ご意見やご感想は事務局ニュースレター担当までお願いします。

